蘭が本当の意味でリーダーになった日から1日が過ぎた。蘭は、文化祭の情報紙をめくって見ていた。
蘭の指が差していたのは、
__バンド演奏参加者 募集
と書かれた部分だ。ん、今日締め切りじゃね?急いで6人の名前を書き箱に入れた。蘭が提出をし、教室に戻ると子雨と光琴がいた。
光琴がわくわくした声色で言っていた。
子雨も子雨で、文化祭っていうか、学校行事なんて、久しぶりなので、わくわくしていた。
蘭がチラシに書かれてたことを言う。子雨と光琴は、ほっぺを膨らましていた。
2人の声が同時に重なる。蘭は裏方ってなんだっけと思いながら裏方の説明をした。
__お化け屋敷のお化け役をするとするじゃん、そうしたら、演奏の時間とか無いというわけ、脅かす道具とかの準備ならあるじゃん。
蘭が説明をしてる間も終わった後も子雨と光琴は、口をポカンと開けていた。
どっから見ても分かる通り、2人はがっくりしていた。
蘭にとっては普通なのか坦々と話していた。子雨や光琴は、あの喧嘩を見たあとなので口元を緩めていた。
2人が口を揃えて言う。
その言葉を理解できず、首を傾げていた。まぁ…笑ってるし、悪いことじゃないか。
息を吸う音が聞こえる。蘭が息を吸っていた。
素直な疑問で光琴がいう。昨日だってしてたけど、そういうことではない。本格的になったという意味だったけど。まぁいっか。光琴の天然ということで。
準備を始めたタイミングでふと、子雨が呟いた。
空気が凍ったかと思いきや…
蘭かなんかツボっていた。2人は、目を見上げていた。目線を下げると見覚えある姿が見えた。射流真が走っていた。
その先にいたのは夏。くたくたになって倒れていた。
射流真は、夏のおでこに買ったばっかりのペットボトルを当てて何かを言っていた。
子雨が解読をするが、愛欲って…絶対違う。射流真なら、
__体力ないのにバカなの?
みたいな感じで言ってる感じがする。蘭は子雨の中にある解像度に、またツボりそうになっていた。
光琴は、なんか1人で解決していた。
こいつらをまとめるのか…改めて考えると、いい意味で自由で大変だな。昨日、俺は噛みながらだけどやると決めた。
2人の顔を目を見ながら言う。2人の反応に手応えを感じず、蘭は、格好つけすぎたな…と思った。
背後から急に聞き覚えのあるあいつの声と同時にぬるくなったペットボトルをほっぺに当てられた。射流真だ。
その射流真の隣には、さっきヘトヘトだった夏がいた。
光琴が夏のおでこを触る。大丈夫だったのか、光琴は、安心した笑顔になっていた。
子雨の言葉の意味分からんが真面目な顔で質問をしていた。射流真も分かってなさそうなの、そりゃそうだよな。蘭は、頷いていた。
部活を終わらした須知がそこにいた。それに気づいた瞬間、光琴は、走って須知に近づいた。
夏が須知に解説していた。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!