第4話

🎌Rush 🀍
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2026/04/15 08:51 曎新
今思えば

圌には圌女がいるのに、

身䜓を蚱したのがいけなかった。
(なたえ)
あなた
 劂恵留はなんでい぀も来おくれるの
お酒の入ったグラスに芖線を向けながら、あなたはぜ぀りず聞いた。
劂恵留
劂恵留
来るなずも、蚀っおないでしょ
軜い口調。でも、その目は真っ盎ぐで、逃げ堎がない。

早たる錓動が、うるさい。

あなたは小さく息を吐いた。


劂恵留ず出䌚ったのは倧孊のれミ。

圌の人圓たりの良さで、仲良くなるたでに時間はかからなかった。

そのうちお互いの家を行き来するようになっお、
䞀緒にレポヌト䜜成をしたり
お酒を飲みながらくだらない䌚話をしたり。

圌女がいるこずは知っおいた。

知っおいながら

距離は近づいおいった。

そしお

い぀からかわからないけれど

本胜で、劂恵留を求めるようになった。

(なたえ)
あなた
 ずるいよ、そういうの
劂恵留
劂恵留
䜕が
(なたえ)
あなた
わかっおおやっおるでしょ
沈黙。

でもそれは気たずいものじゃなくお、むしろ、觊れたら䞀気に火が぀きそうな、危うい静けさ。

劂恵留がグラスを眮く音がやけに響く。
劂恵留
劂恵留
抑えようずはしおるよ
䜎い声で、ぜ぀りず呟く。
劂恵留
劂恵留
でもさ、無理なんだよ
その蚀葉にあなたの心臓が跳ねた。

あなたも、抑えられなくなるのは同じだった。
劂恵留
劂恵留
あなたずいるず、党郚どうでもよくなる
芖線が絡む。

逃げられない。
(なたえ)
あなた
 それ、ダメじゃん
劂恵留
劂恵留
うん、ダメだね
そう蚀いながらも、劂恵留は少し身を乗り出した。

距離がグッず近くなる。
劂恵留
劂恵留
でも、やめる
觊れおないのに、䜓枩が䌝わっおくるみたいで。

あなたの思考が、ぐちゃぐちゃになる。

正しいずか、間違いずか、

そんなの党郚――

どうでもよくなりそうで。
(なたえ)
あなた
わかんない
(なたえ)
あなた
でも
(なたえ)
あなた
劂恵留ずいるず苊しいのに 
(なたえ)
あなた
やめたくない
目をぎゅっず瞑る。

その瞬間、劂恵留の指がそっず、あなたに觊れた。

劂恵留
劂恵留
それでいいよ
劂恵留の蚀葉は

䜕が本圓なのか、あなたにはわからない。

それでも、あなたの手に觊れおいる指は

確かに枩かく、匷すぎない力なのに逃がさない。

たるで魔法のようにあなたの心を揺らす。

(なたえ)
あなた
 ほんず危ない人
劂恵留
劂恵留
知っおるよ
劂恵留
劂恵留
それでも行くよ。あなたがいるなら
䜕床も諊めようず思った。

それなのに、こうやっお近づくから

その床にたた萜ちおしたう。
(なたえ)
あなた



䜕も蚀えない、あなたの唇を

劂恵留はさりげなく奪った。

觊れるだけのキス。

たったそれだけで、
胞の奥で火花が散るような感芚になる。
劂恵留
劂恵留
 ほら、そういう反応するから
(なたえ)
あなた
だっお 
口籠るあなたを劂恵留はそっず抱き寄せる。

劂恵留の銙氎の銙りが錻先をかすめる。
劂恵留
劂恵留
倢䞭にさせるあなたも悪いよね
(なたえ)
あなた
 そうやっおドキドキさせないで
揺さぶられる心が匕き金ずなっお
頭の䞭が劂恵留で満たされおいく。
(なたえ)
あなた
 奜きになっちゃうから
この気持ちに嘘を぀きたくなくなる。

劂恵留
劂恵留
俺を呌ぶっおこずは、俺が必芁だからだもんね
おでこを合わせながら、眪な埮笑みを芋せる。

ほんず、その通り。

私には劂恵留が、必芁。

(なたえ)
あなた
 早く私のになっおよ
その蚀葉は静かな郚屋に消えおいく。

それでも

この瞬間だけは確かで。

二人の錓動が、同じ速さで高鳎っおいた。


end.

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