『…あっちぃ…』
ジリジリと照りつける太陽の下、
生ぬるい空気が俺を包み込む。
中2の夏。まだまだ遊び盛りな俺は
高校のことなんて考えてなかった。
……だって、受験まだだもん。
でも、親は違った。
塾に行かせるというのだ。
もちろん、一人っ子だし甘えてきたところ
あるけどさ。まあ、成績もいい方ではないし
いい機会だと自分に言い聞かせた。
そして今日は初めて塾に行く日。
なのに、親は用事があってついてこない。
車が欲しい…年齢的に無理だけど。
こんな暑い日に徒歩で向かうとか
自殺行為だろと思いながら向かう。
…
ようやく着いた。
早く涼しい所に入りたくて早歩きで入る。
すると、
「えーっと、君が京本大我くんかな?」
とメガネをかけた長身の男に
話しかけられた。
『はい、京本大我ですけど…』
と言うとじっと真っ黒な目で見つめられる。
なにか顔に付いてるのだろうか。と思い、
『あの、』「北斗ー!みてみてー!」
と俺の声を掻き消す大きな声が聞こえた。
「ちょっと…慎太郎くん、
先生今京本くんと話してたんだけど?」
声の方に顔を向けると
活発そうな男子が細身の男子を
軽々とお姫様抱っこで持ち上げていた。
『すげぇ…』
声が無意識に出ていた。
すると活発そうな子が、
「へへっ、すげぇだろ!樹細いからさ!」
「もうやめろよ慎太郎、困ってんぞ」
「そうだよ、先生困ってるから教室戻って?」
「ちげーよ、そこにいる綺麗な子が困ってる。
北斗、せんせーなのに分かんねーの?」
「ちょ、呼び捨てやめてよ!先生付けてよ!」
「「 やだよ 」」
うわー!ハモったー!!
と一緒になって喜ぶ2人が眩しく見えた。
っていうか先生も笑ってるし…
髪が長くて見えづらかったが、
笑ってるメガネの先生は端正な顔を
していた。イケメンってやつ。
しばらく見つめていると視線に気づいたのか
「ごめんね笑この2人問題児だからさ、
こんな風にはならないようにしてね?」
『まぁ、、努力はします』
「あ、忘れてた!
俺は松村北斗って言います。
京本くんが入るクラスの担当だよ!
よろしくね」
「で、あの2人は元気そうな子が
森本慎太郎って言って、
あの細い子が田中樹ね。
京本くんと同じクラスだから
あの2人のこともよろしくね」
『はい、わかりました笑』
つまんなそうだったけどあの2人のおかげで
楽しくなりそうだった。
……
どうも…きほぅ。です
前々から書き進めていた話を試しにみなさんに
見てもらおうと思い、上げた次第です…
「♡」については…結構進むスピードが遅いので
まだ待ってて貰えませんか…という感じです
ここまで読んで下さりありがとうございます
これからもよろしくお願いします…!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。