第12話

大会!
21
2024/03/24 08:00 更新
〜次の日〜
〜Nakamu Side〜
カードショップにやってきたおれたちは、受付を済ませて指定された席に座る。
このバトルはトーナメント戦で、参加者は16人。
チャンピオンズリーグとかだと参加者は何百人もいるらしい。
おれが席でそわそわしていると、斜め前の席に見覚えのある人が座った。
あの日と変わらず、胸元にはブローチが光っている。
話しかけてみようかと腰を浮かすと、きりやんが先にその人に話しかけてしまった。
まわりのざわめきもあって、会話はよく聞こえない。
プレイヤー
あ、あの…今日はよろしくお願いします…
おっと、対戦相手のプレイヤーだ。
Nakamu
Nakamu
はい、こちらこそよろしくお願いします!
ジャッジマン
参加者のみなさん、準備をしてください!
おれは入念にシャッフルしたデッキを置く。
お互いに山札を引いて、ポケモンを出して、サイドを並べる…
ジャッジマン
それでは…バトル、スタート!
〜数十分後〜
バトルはどんどん進んで、ついに決勝戦になった。
決勝に出るのはこのおれ、Nakamu!
…なわけがなかった。1回戦で負けた。
というか弱点でボコボコにされた。
気をとりなおして、決勝に出るのはなんときりやん!
きりやんは席でデッキのシャッフルをしている。
対戦相手は…
Nakamu
Nakamu
…あ、笑顔の人だ
シャークん
シャークん
は?誰それ
おれはブローチをつけたその人のことを笑顔の人と呼んでいた(もちろん、心の中で!)。
思わずつぶやいてしまったせいでシャークんに(シャークんは2回戦まで進んでいたが、きんときにやられて…もとい、殴られてしまった)けげんな顔をされた。
ジャッジマン
お待たせしました、決勝戦はきりやん選手とスマイル選手の対決です!
スマイル…笑顔の人はあながち間違いではなかった。
スマイルというわりにはスマイルしてないね。
でもきりやんがスマイル…くん?に話しかけると挑発でもされたのかニヤっと笑った。
ジャッジマン
デッキを用意して、準備をしてください
ってことで準備だから、視点をきりやんに移すよ。はい、どーん。

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