第3話

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2026/02/23 10:30 更新






私は今日、婚約者と初めて顔を合わせる

昨日は10歳の誕生日会を開きたくさんの貴族の相手をして疲れたというのに…









???
姫〜、今日はしっかり起きよ?

____体が重い




fw
俺が怒られるのよ姫〜


あなた










こいつは専属執事の不破湊

もちろん後にヒロインにぞっこんになる







fw
『 またお嬢さまにやられたん? 』
fw
『 うわごめん俺が止めれてれば…   』




城では顔の良さから同僚のメイドにもてはやされ執事には目の敵に

マルガレーテの専属執事になったのもその顔の良さから


そんな彼を内面から褒めてくれたのはアイリスだけだった





アイリス・ハルカトル
『 私の弱いところに1番最初に気づいたの、湊様ですっ! 』
アイリス・ハルカトル
『 湊様のそんなところが私1番好きです!笑 』
fw
『 …、俺もだよ姫 』















湊は呼び名も大切な人にだけ” 姫 “にするって公式ファンブックに書いてあったのに……










fw
どうしたん姫、体調悪い?笑







あなた
……はぁ






お前のせいでもあるよ











fw side










姫は知らない


どれだけ俺が姫に救われてきたか





はじめは姫も他の人と大して変わらなかった

俺を専属執事に選んだ日、俺の方を見た姫の顔は顔がいい執事を得た高揚感、上に立った優越感、” 専属 “にした独占欲で満ちていた







あなた
『 よろしくね、湊…
fw
『 …はい  』










でもある日から姫は変わった


顔もあまり見てこなくなり、無駄なスキンシップもなくなった














あなた
『 湊、もういいよ 』
fw
『 …はい? 』

あなた
『 …もう私はあなたを縛らない、あなたには好きなところで好きなことをして欲しい。 』
あなた
『 …今まで、好きでもないやつの近くにずっといさせて…ごめんね? 笑 』

fw
『 …っ 』








あんな嫌いだったはずなのに、離れられるチャンスが来たのに

” あなたから離れたくない “って思っている自分がいる
あなたに優しさをたくさんもらったからなのか、あなたの側が1番過ごしやすいからこんな気持ちに錯覚させられているのかわからない
でもあなたが俺にとって大切な人になってしまったのは変わらない


あなた
『 …、? 』



あぁ、そんな顔をして俺を遠ざけようとしないで



fw
『 “姫”の側にいることは、ご主人様の命令でもあるからな〜! 』
あなた
『 !?
fw
『 これからも姫のそばにいます、ずっと 』

あなた
『 、そう…    』
あなた
『 …///   』




俺は気づいている

姫の耳が少し赤くなっていることも、姫は俺の言葉が嬉しかったことも



fw
『 にゃは、笑

































あなた
まだ眠いんだけど
fw
ほら、起きて起きて
fw
俺と一緒にラジオ体操する?笑
あなた
絶対いや
fw
にゃはは笑








姫は皇子と婚約してしまう

今日は顔合わせの日

身分が全然違う姫にこの気持ちを伝えてしまえば今よりずっと遠くにいってしまうだろう







あなた
湊〜、ドレスはどちらの方がいいかしら
fw
婚約者様に合わせてこちらにしてみては?
あなた
…確かに
あなた
さすが湊、センスいいわね
fw
姫に褒められて光栄です笑
あなた
いいからそうゆうの





だからせめて、そばに居させてください




あなた
…どうよ!!!!
fw
……世界一綺麗です、姫笑










姫のそばにいれない世界なんて、想像できないから




















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