第14話

じゅうよん
113
2026/03/04 03:25 更新
帰り道
莉犬くん
莉犬くん
ねぇ、なんでるぅとくんと行っちゃダメだったの?
りけんくん
りけんくん
....僕といるって言ったよね..?
りけんくん
りけんくん
ずっと一緒にいてくれるって
たしかに言った.....
莉犬くん
莉犬くん
うん....
りけんくん
りけんくん
だったらあんまり僕から離れないで....
少し泣きそうな声で言われた....
莉犬くん
莉犬くん
わかった....
りけんくん
りけんくん
あとさ.....あいつらとはあんまり関わらないで...
莉犬くん
莉犬くん
あいつら...??
誰のことだろう....
りけんくん
りけんくん
さとみ先輩とか、ころん先輩とか...あの苺ノセレブ兄弟たち....
名前を聞いた瞬間、胸がチクリとした..,







知らないはずなのに、知ってるような....そんな不思議な感覚....




『莉犬!!!!』





『莉犬くん!』







笑いあって、並んで歩く影...,




頭がまた痛んだ
莉犬くん
莉犬くん
っ......,
りけんくん
りけんくん
莉犬ッ?!!
りけんくんが俺を慌てて支える
りけんくん
りけんくん
また.....?
莉犬くん
莉犬くん
うん....なんか名前聞いたら急に.....
息が少し乱れる





どうして.....???






俺はあの人たちの事なんて知らないはずなのに.....
りけんくん
りけんくん
...思い出さなくていいよ
その声が妙に必死で
俺は戸惑う
莉犬くん
莉犬くん
...?何を?どうして?
一瞬りけんくんは黙る
それから小さく笑った
りけんくん
りけんくん
だって、今幸せでしょ?




その言葉に何も返せなかった








『幸せ』








俺は今幸せなのか?


優しいお母さんとお父さんがいて、



可愛い弟がいて




友達もできて...



学校にも行けて
莉犬くん
莉犬くん
.....



これを幸せと呼ばないのなら、なんて言えばいいんだろうって話だ

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