第22話

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2023/12/21 16:21 更新

深澤side











あなたが今日も笑っていて、ほっとする。

数日前、いつもと違うあなたの事をなべに任せて以来、
やっといつものあなたが帰って気がした。



俺は普段本当に何にも気にしないで生きてるように見えるだろうけど、

実は意外にもメンバーの事はよく見てると思う。





生まれ持った才能なのかもしれないけど、
分かっちゃうんだよなぁ。
特に付き合いの長いこいつらの事は。







ほんで、なべは気づいてないだろうけど、
あなた、あなたの事、好きよね。

わかっちゃうんだなぁ〜、俺には。



…何なら俺も好きだし。

まぁ俺が名乗りをあげると
みんなが悲しい思いをするでしょうから?

波風立てぬが一番だね〜。






要するにね、
みんな好きすぎ。あなたの事。わら










岩本照
岩本照
ふっか?
これどう思う?
深澤辰哉
深澤辰哉
んー?
あー、絶対こっち
岩本照
岩本照
え、意外なんですけど(笑)
深澤辰哉
深澤辰哉
おん?
だってあなたのでしょ?




スマホの画面にうつるブランドTシャツ。

結構ブランド主張の激しい柄のTシャツと
シンプルなワンポイントのTシャツ。





俺が買うなら迷わず前者だけど、

あなたが着るなら後者一択。





岩本照
岩本照
あなたのじゃねーよ(笑)
深澤辰哉
深澤辰哉
あ、ちがうの?わら
買い与えるのかと思った
岩本照
岩本照
お前と一緒にすんな(笑)
深澤辰哉
深澤辰哉
あなたにはお下がりできねーからなぁ
岩本照
岩本照
あー、まぁそうね



俺らの事務所は
先輩から後輩へ使わない服とか小物をお下がりで渡す習慣がある。


でも昔、俺とかなべが使ってたものをあなたが使っていたことで、
1部のファンの子達に叩かれたことがあった。



たぶん今なら、
俺らの関係性も浸透してるし
叩かれることもないと思うのだけど。


あなたがひどく傷ついた出来事だったから、
あなたにお下がりを渡さないルールは俺らの中で暗黙の了解となった。






深澤辰哉
深澤辰哉
で?
それ誰の?
岩本照
岩本照
ひみつ
深澤辰哉
深澤辰哉
なぁによ
佐久間大介
佐久間大介
おーい、はじまるぞー
深澤辰哉
深澤辰哉
おいこいつ女いるぞ
佐久間大介
佐久間大介
はい?
岩本照
岩本照
誤解を招くような事を言うな
佐久間大介
佐久間大介
よくわかんないけど早くしてくれるー?笑




振り入れの後、
3人で雑誌のインタビュー撮影。




趣味に関するインタビューを受けて、
それなりに楽しく撮影して、

終わって現場を出る頃にはもう日が暮れ始めていた。













佐久間大介
佐久間大介
まって、明日オフだ
岩本照
岩本照
明日目黒とあなた以外オフじゃなかった?
深澤辰哉
深澤辰哉
働くねぇ〜
岩本照
岩本照
あ、翔太もだ
深澤辰哉
深澤辰哉
翔太とあなたって2人で仕事?
佐久間大介
佐久間大介
いやー、翔太は取材じゃなかったか?
深澤辰哉
深澤辰哉
あ、そうなの?
なんかあなた明日楽しみって言ってたから
翔太一緒なのかと思ってた
岩本照
岩本照
どんだけ仲良いんだよ笑
佐久間大介
佐久間大介
もうあの2人最近双子にみえるもん
岩本照
岩本照
うわ、ちょっとわかるんだけど笑
佐久間大介
佐久間大介
よな!?
前世は双子だな




双子、ねぇ。

確かにあの2人の空気感は近いものがある。



性格や見た目は全然似てないのにな。









そのあと
帰りはタクシーの予定だったけど、
車の佐久間が乗せてってくれるっていうから、
お言葉に甘えて佐久間カーで帰宅した。




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