煙草を吸っていたマヨラーこと土方さんに
声を掛けるとこれこそがイケメンなのか
煙草の火を消し私の方へ向き直る。
土方さんが見回り、と言った瞬間
上からサドが降ってきて私と土方さんの間に
綺麗に着地する。……うーん、なんで??⬅︎
昨日のことがあり私はその場から去ろうとしたが
なんとサドに手をガッシリと掴まれ逃げられなく
なってしまい 冷や汗をダラダラ流していると
よしよしよし ないすです土方さぁん!!!
心の中でガッツポーズ&土方さんを応援
しているとサドがチラリとこちらを見てきて、
いやーな笑みを浮かべてくる。
……あれなんかすごく嫌な予感がする⬅︎
「 そういや呼ばれてたな俺 」と、
土方さんは悩んだ末私が一番嫌なルート、
沖田に稽古を頼み、自分は近藤さんの元へと
行ってしまった。やばい今すぐ逃げたい!!!
顔がじわじわ暑くなって、赤くなってるのが
自分でもわかる。あー、絶対これサドに
笑われんじゃんなんで赤くなるかな私……
どう反論しようか迷っていると、
いつまで経ってもあの煽りがサドから来ず、
自分より20cm程高いサドの顔を見ると
少しだけ頬を紅色に染めたサドがそこには居て
私に顔を見せないように私の手を掴んでいない
左腕で顔を隠していた。
この人、照れることあるんだ……
なんだか少しだけ、よく分からないけど
嬉しくてニコニコしているとサドはいつも通りの
表情に戻り、「 さっさと稽古やるぞ 」と
真剣を鞘から出し、私もいつもの刀を出す
この人嫉妬?え???嫉妬????
いやいやそれはさておきなんか昨日のことが
あってからサドが可愛く見えるようになってきた
……病院行った方がいいのかもしれない⬅︎
あーだこーだ考えてる内に素早く
サドは私に向かって刀を振りかざしてくる。
人を混乱させておいて
斬りかかって来るのは最早悪魔だと思う私!!
何故だか恥ずかしくてサドと斬りあっていた
刀を押し退け呼吸を整える。そうだよこれは
稽古だし、きちんとした気持ちで受けなきゃ
相手がたとサディストだとしても!!!⬅︎
私は思わず斬りかかり、それを難なくサドは
受けきる。ふざけているのにコイツはいつも
強くて、確かに真選組の中の実力では上なのも
納得だけど……けど…、
何よりウザイ!!!なんてこんなにも
煽ってくるんだやめてくれぇぇぇ(切実)
こうして、
稽古ならぬ喧嘩が勃発したのであった_______。
少し経つと騒ぎを聞きつけた副長がやってきて
荒れ狂う私と沖田の間に入り、お説教が始まる
……主にサドの⬅︎
神楽ちゃんが…?なんだろ、何かしたっけ私。
私は
「 わかりました。土方さん、サド、またね 」
とだけ 言い持ち前の身体能力で真選組の
壁を飛び越え万事屋に帰るのであった_____。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!