これは結構前のこと
不登校だった私は
いつも暇だった
だからこうして
近くの小さな山に登っては
いつも空を眺めてた
私は驚いた
何故なら普段、此処に人なんて来ないし
来ても私に話しかける事なんて無い
いや、そもそも独り言かも、、、
そう思い始めた時
、、、今回は
はっきりと私に喋りかけてきた
私は空を見ながら、
相手のことを見ずに答えた
私は黙った
初対面の、知らない人に
名前を教える気にならなかったからだ
、、、そしたら
名乗った、、、?
そんなに私の名前が知りたいの、、、?
、、、思考が読めない
でも、相手が名乗ったのなら
私も名乗った方がいいだろう
名前を聞いて
すぐにあだ名を考えた、、、?
どういう思考になってるの?
でも『レイラー』、、、
良い響きだなと思った
、、、まぁあだ名なんて
付けられた事無いから良し悪しなんて
わからないけど
そうやって芽萌さん?が
近づいて来たのだろう
人の気配が近づいてるのがわかった
だから、横を見た
そこには
暗い紺色のロングヘアーに
肩の出ているワンピース
そして何より
眩しいくらいの綺麗な目をしている
貴方がいた
そういって、芽萌さんは笑った
そして感じた
『好きだな』と
芽萌さんが横にいると思うと
ドキドキする
鼓動がいつもより
はやくって、
うるさくって、、、
今は空の事よりも
芽萌さんの事を考えている
そして思ったんだ
これが
『恋』なのかなって
『初恋』なのかなって
『一目惚れ』なのかなって
そういって、
芽萌さんは帰ってしまった
でも
『明日も来る』って言ってた
なら
明日、此処に来れば会えるよね
この気持ち、伝えたいな
、、、でも今日会ったばかりなのに
『好きです』なんて言われても
引かれるだろう
まぁでも、この気持ちを伝えなくても
此処に来れば芽萌さんと会える
会話をして仲良くなれれば
LINEくらいは繋いでくれるかもしれない
そしたら、いくらでもチャンスはある
久しぶりに、そう思えた
なのに、どうして
私の初恋はすぐに
散ってしまうの?
嗚呼、もっと好きでいたかった________












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!