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第25話

【thoughts,star】
7
2026/01/12 01:44 更新
???
…ふっ(笑)
その頃。何者かが【想星】を手にした。
それは、薔薇と百合の紋章が浮かび上がり
赤、黒、白、水の入り交じる、濁った色になった。
それを見て、微笑む。
李酒嘩
李酒嘩
__様、?
???
あら、李酒嘩。起きたのね。
李酒嘩
李酒嘩
おはようございます。先日は失礼致しました。
???
いえ、いいのよ。見て頂戴?
先の【想星】。それを見た彼女は納得した。
そして、何も言わずその場を後にした。
水、桃、緑、黄、紫。
雫、桜、葉、稲妻、綴利は何とも言えない形だが。

これをそれぞれ身に着けた彼ら。
彼らは、李酒嘩を救い出しに行くのであろうか?
それとも、戦略的に考え少しずつ潰していくのか?
今更ながらに、彼らは皆李酒嘩のサポートが
どれだけ心強かったか、気が付いたであろう。
果たして、彼女が【想星】を手にしたのなら、どうなるのだろう。
きっと、澄んでても濁っていたとしても美しい色となるに違いない。
青か、はたまた黒か、それとも透明のままなのか?
黒だったとしても、その中には希望の光沢が入り込んでいるだろうな~
李酒嘩
李酒嘩
ッ…ごめんね、みんなッ
今微かに、彼女の声がしたように思った。
振り返ってみるも、そこには誰もいなかった。
ただ、そこには一つだけの鈴と
ありったけの花を湛えたハナタバが堕ちていた。
誰も知らないだろう。皆が振り返った時に、
一つ残った【想星】が回収されていたことを。
李酒嘩
李酒嘩
っ…ふふっ♪
【想星】に触れてみた。
主を認めると、それは6色混じったものになった。
その6色は勿論、水桃緑黄紫青である。
李酒嘩
李酒嘩
離れちゃってごめんね?でも、ずうっと、見てるから、頑張って。
李酒嘩
李酒嘩
今日から私は___
???
李酒嘩じゃ、ない。
ただ、李酒嘩は最後の自分の記憶の形見として、【想星】を身に着けるのであった。
此の世界、実は【想星】でなくても
身に着けるようなタイプの守護があるんです。
それが、【願石】。これは夢の園で生成される石で、
全然希少ではない。その為、誰もがペンダントや指輪などにしてつけている。
【願石】は、生まれた時に家柄や能力から生み出された色で染められる。
家柄としては、大きく分けて王族、貴族、士族、市民、奴隷。
詳しく分けると、王族は王を経験したもの、正妃、皇太子、正妃の子、側室、側室の子 となる。
貴族は、公爵(臣籍降下した王族)、侯爵(有力な王の部下)、伯爵(その次に有力な者)、
    子爵(公爵、侯爵の子ら、伯爵の次に有力な者)、男爵(地方に派遣された役人ら)
士族は、士爵のみ。
市民には上流市民、中流市民、下流市民、がいる。
奴隷には、由緒正しく代々家に仕える者と、金で雇われた者に分かれる。

王の玉座に座っていた者、座っている者はアメジストの様に紫で高貴なる色となる。
正妃は咲き誇る美しい桜のような桃色のものが、側室はさらと流れる水のような透水の色が。
皇太子は常闇のような深み紫の色、正妃の子らは淡い花の色を引きし淡紫の色。
側室の子らは空に広がる淡い空水の色が。


公爵には、栄誉を称える光の黄色が。侯爵は純真な心で使える白の色が。
伯爵は空を覆いいつか恵みをもたらす雲の灰色、子爵は白を支える透の色が。男爵は幸運を祈る葉の緑が。


士爵には、その情熱をもって突き進む炎の赤き色が、
市民は此処を照らす太陽の橙が上流から順に段々薄くなっていく。
奴隷は、由緒正しき者には落ち着いた温かみのある茶の色が、そうでないものは黒の色が。
???
私のは‥‥あぁ、【願石】隠してたのね?
「本当の色を。」

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