彩葉視点
………
零菜……大丈夫かな…?
怒鳴られてないといいけど……
最近私の本当の親との記憶を思い出したから、私が養子の立場にあることはわかってるけど……
確かに……なんで私、虹片なんだろう……?
まぁ……だいたい、あの態度だし、雫さんが拒否したのかも……?
零菜の苗字が一緒の理由………
うーん……記憶がないから分からない……
この町で、立花という苗字は領主と血が繋がっているといっても過言ではない
まぁ正確に言えば直系に近い家であり、尚且つ立花家から認められた人物でしか名乗ることができない…
かなり珍しい苗字である
といっても、引っ越してきたっていう場合もあるから断言はできないけど……
まぁ…その場合とてつもないいじめ…というか…冷やかな態度でまた引っ越す…というのが多いけど…
なんだかんだ話をそらされそうな気もするけど……
そうして、話を終えたのか零菜が扉から出てきた
……?…あれ…?
零菜はいつも通りの笑顔を浮かべていた……けど…
どこか寂しそうで、どこかスッキリしたかのような……
そんな…そんな表情に見えた…
気のせい……??
呼び出し…か…
次は何を言われるのかな………















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!