トガちゃんと合流してコンプレスに"核"を回収するよう頼む。
そう言いつつもなんだかんだ行ってくれるんだね…そういうとこ、嫌いではない。
さ〜て、あなたの一人称達は安全圏で見守ってますか、と…。
穴から離れた所へ向かい、辺りを見回す。
ミャオ、と黒猫が寄ってくる。
野生にしては珍しく人慣れしている。もうコンプレスの方は見向きもせずにただただ黒猫を愛でる。
悲し…と思いながら黒猫を撫でる。とにかく撫でまくる。なんならエサあげたい。
遠くの方から物凄い音が聞こえてくるから、戦闘は続いているんだろうけれど。今はこの目の前の猫に集中したい。
急に耳元で話しかけられ、思わず飛び退く。すると、クスクスと楽しそうな笑い声が聞こえる。
手を取られ、無理矢理進まされる。もう片方の手はトゥワイスに繋がれている。
面白そうだなぁ、とかそっちが良かったかも、とか考える。
どうやらそれが見透かされたようで、トガちゃんが「あなたちゃんにもちゃんと役割ありましたよ」と言う。
笑顔の圧こえ〜、、、
弔たちとは合流せず、ひとまず先にアジトへ向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。