長め注意
昔、あたしには仲のいい友達がいたんだ
その子はとっても優しい子でね、いつも元気を貰ってた
あたしの異変にもすぐに気づけて、その時その時で相談に乗ってもらってたんだ
…あの子がいた頃、悪夢を見たって言っていたから、その悪夢を食べてみたの
その悪夢は恐怖で満ち溢れていて、言葉に出来ないほどだった
全ての負の感情が混ざり合うような感じでさ、それがすごく大きい悪夢だったから、思わずむせちゃった
何とか誤魔化したけど、あの子はきっと何かを抱えてるんだなと思った。
…助けてあげたかった
でも、途中で急に忙しくなっちゃって、彼女と一緒に居られなくなってきてたんだ
だから、仕事が落ち着いたら話そうってずっと言って、仕事に行ってたの
もしかしたら、それが彼女からしたら突き放してると思ってたのかも
仕事が落ち着いて、やっとあの子に会えると思って、あの子が居る教室に行ったの
……そうしたら、あの子の机には花が置いてあって、聞いた話はマンションのベランダから落ちて死んだって言っていたんだ
____何でもっと早く、聞いてあげようって
思わなかったんだろう……っ
君が辛くなった時、どうか思い悩まないで吐き出して欲しい
それは相手の時も同じ
思い悩んでいる人がいたら、ちゃんと話を聞いてあげて
こんな事になったら、もう取り返しがつかないから
人間は簡単に死ねちゃうんだから
吐き出せなくて溜まったその悪夢に、どうか暖かい光が差し込む幸せな夢に変わるよう、願ってる
______君は……こんなふうに後悔したく無いでしょ?
そういえば、貴方の部屋に1輪の花が咲いていましたよ
何でしたっけ………
あぁそうだ!
______彼岸花だった!
今日の夜は一段と冷たい夜のようだ。
でも安心して
君には私がついてるから
ほら、今日もきっと、冷たい夜を乗り越えられる
________おやすみ、放浪者!
彼岸花の花言葉は………………へへ☆(?)
コメント宜しくお願いします!














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!