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第83話

first time .《 83 》
912
2024/06/12 22:00







RM
RM
無理なら突き飛ばして
欲しいんだけど …
RM
RM
出来る?
J-HOPE
J-HOPE
え、え?



ナムジュニに両肩を掴まれてベッドの縁に腰掛けたまま上半身を向かい合わせにされる。

真剣な眼差しに鼓動が早くなって喉が渇く。



今の言葉は、きっとナムジュニの優しさだ。

相手もタイミングも予想外だけど、こんな雰囲気になってこの先何が始まろうとしているのかは分かる。



でも、俺が、ナムジュニを突き飛ばすなんて …。



RM
RM
出来るって言ってくれないと
RM
RM
俺の理性が最後まで邪魔するから
RM
RM
ちゃんと “ 出来る ” って言って?



俺の肩にあった手は両頬に移動して、壊れ物に触れるように俺を包み込む。



あぁ、ナムジュニはどこまでも自分を律することをやめられない人間なんだな。



J-HOPE
J-HOPE
………… 出来るよ



J-HOPE
J-HOPE
本当に嫌だったら、
J-HOPE
J-HOPE
思いっきり蹴り上げて
ベッドから落として逃げる



そう言って、ナムジュニの首に腕を回した。



RM
RM
………… ありがと



優しく細められた目と、えくぼ。

ナムジュニが、ゆっくりと近づいてくる。




いいのかな、ナムジュニは。

貴重な初めての相手が俺で。



あ、待てここジョングギのベッドじゃん!それは、良くない!!てかジョングギが部屋に何か取りに来たりしたらヤバくない!?そもそも俺何の準備もないよ!?ジニヒョンゴムとかローションとか使ってたけどそういうのないとダメなんじゃ…え、あ、てか俺が下?ナムジュニの挿れるの?は?無理じゃね?



RM
RM
………………
J-HOPE
J-HOPE
ぁ、ぇ、ナムジュナ … ?



鼻先が触れるほど近づいたものの、そのまま止まっているナムジュニに声をかけると悲しそうな下がった眉が見えた。



RM
RM
なんの心配してる?
J-HOPE
J-HOPE
ぅ゛……



ばれてる。



J-HOPE
J-HOPE
ご、ごめん …
J-HOPE
J-HOPE
なんか、色々気になって ……
J-HOPE
J-HOPE
とりあえず、ベッド移動しない?
RM
RM
あぁ、ここジョングギの
ベッドだって忘れてた 笑
J-HOPE
J-HOPE
わっ



俺の背中と膝の裏に手が回って、抱き抱えられる。

距離はそんな大したことないけどお姫様抱っこって脳が認識した瞬間ちょっと心がソワソワしてむず痒くなった。



そして、ナムジュニのベッドに下ろされてそのまま寝かせられる。



RM
RM
さて、他の 色々 は?
J-HOPE
J-HOPE
ジョ、ジョングギが
部屋戻ったらまずくない!?
RM
RM
大丈夫、ジミニに頼んであるから
J-HOPE
J-HOPE
へ?
















RM
RM
『 あ、ちょっとジミニに
頼みがあるんだけど …… 』
JIMIN
JIMIN
 『 ? 』 
RM
RM
『 ジョングギが俺たちの部屋に
来ないようにして欲しくて 』
JIMIN
JIMIN
『 えっ! そ、それって … 』
RM
RM
『 …… お前が考えてるような
展開になるかは分かんないぞ 』
JIMIN
JIMIN
『 うーん、正直僕も
ホソギヒョンがどう思ってるか
分からないです …… 』
JIMIN
JIMIN
『 さっきもなんだか様子おかしかったし 』
RM
RM
『 ごめん、それについては
今度ちゃんと話す 』
JIMIN
JIMIN
『 ……………… 』
JIMIN
JIMIN
『 分かりました! 』
JIMIN
JIMIN
『 ゲームでヘトヘトにさせて
そのまま寝かしてやります!! 』
RM
RM
『 ㅎㅎ 頼むな 』















RM
RM
だから大丈夫
J-HOPE
J-HOPE
…… 用意周到ですね
RM
RM
今お前を押し倒してるのは
俺も予想外だけどな 笑
RM
RM
ホソギは、
無理なんだと思ったから
J-HOPE
J-HOPE
ナムジュニこそ、
J-HOPE
J-HOPE
シたくないって言ってたのに、いいの?



RM
RM
………………
RM
RM
するのが嫌って事じゃなくて …
RM
RM
あのメンバーの中に自分が入るのは
なんか、違う、というか ……
RM
RM
俺じゃ対象にならないと思って ……



バツが悪そうに目をそらすナムジュニの瞳が潤んでいる気がして、今度は俺がナムジュニの頬に手をあてた。



J-HOPE
J-HOPE
そんなに自分を過小評価してるのに
僕のこと押し倒したんだね
RM
RM
……… ごめん
J-HOPE
J-HOPE
ううん、
J-HOPE
J-HOPE
俺への信頼って受け取った



J-HOPE
J-HOPE
あと、
RM
RM
…… ?
J-HOPE
J-HOPE
俺と出来るって思ってくれてありがとう
RM
RM
!? か、感謝されることじゃ //
J-HOPE
J-HOPE
嬉しかったから
RM
RM
っ、 ……… //



恥ずかしい、照れくさい、そんな気持ちが混ざった顔をして、ナムジュニは頬を赤く染めた。

その頬を引き寄せ、軽く、唇を合わせる。



J-HOPE
J-HOPE
まずは、



J-HOPE
J-HOPE
キスからね? ㅎ









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