第10話

海がしょっぱいのは当たり前
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2020/11/29 10:32
五条
五条
めんそーれー!!
夏油
夏油
めんそーれー
天内
天内
めんそーれー!!
黒井
黒井
めんそーれー
夢主
めんそーれー!!
え?今どこにいるかって?
そりゃあ!沖縄に決まってるっしょ!
いやーなんか色々大変だったみたいよー?
知らんけど‪w
天内
天内
てか誰なのじゃ!?
夢主
今頃!?コホン…私は富士村 颯夏!そこのノッポ二人の後輩であります!
移動の時も飛行機も一緒だったしなんなら少し仲良くなってたのにすごく驚かれて少し凹む。だがしかし颯夏ちゃんはめげません!自己紹介だってできます!
夏油
夏油
颯夏?
五条
五条
颯夏ぁ?
夢主
ミョ…スイマセンデシタ
ノッポは悪口には入らんだろ!という肯定の声は二人の圧により胃の奥に落ちていった。

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五条
五条
プハハハハハハ!ナマコ!ナマコ!
天内
天内
キモっ!キモなのじゃー!

拝啓お母さん今私は沖縄の大海原にいます!
やべぇ海キレ〜!魚カラフル!
やべぇ飲めそう!よし飲もう!
しょペぇー!!!!


理子ちゃんはもやし先輩とナマコを突っいて砂浜を走り回っている。
ガキかよ‪w←人のこと言えない
海でひと泳ぎして前髪先輩と黒井さんの所へ戻る。
夢主
そろぼち帰る時間?
夏油
夏油
そうだね悟たちを呼ぼうか
そんなやり取りの後前髪先輩はもやし先輩にそろぼち帰るぞ的な言葉をかける。
しかしそれに帰ってきたのは滞在時間延長の声だった。

ボート乗ったり、ラーメン食べたり、水族館に行ったり…楽しい時間を過ごした。
水族館で魚にばかり構っていたらマーリンが拗ねてしまった時は焦った。

サーヴァントは非術師にも見えるからね。花を咲かせられるとフォローに困る。
夢主
マーリン!君のお花は美しい!世界一!いや宇宙一だとも!
マーリン
マーリン
本当かい?マイロード!
夢主
本当だとも!水族館出たら見せてくれたまえ!花冠を作ってしんぜよう!
そして時は流れた…

上の会話のせいで今、私は花かんむりを作っています。
ガチで花咲しやがったぞあいつ…忘れてくれたと思ったのに…。
夢主
できたー!…理子ちゃんちょっと屈んで!
薄ピンクの花で作った可愛い花かんむりを手に理子ちゃんに声をかける。
理子ちゃんはこてんと首をかしげながら身を屈めてくれた。
夢主
はい!あげる!
ふわりと花かんむりを理子ちゃんの頭に被せる。黒い髪に薄ピンクの可憐な花が良く似合う。
天内
天内
!ありがとう…なのじゃ!
そう言ってニコニコと笑う彼女はとても可愛らしかった。
守らなきゃ…絶対に…死なせない。
颯夏はそう胸に誓いにこりと微笑み返した。

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