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第1話

第0話【午後3時】
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2025/07/21 11:35 更新
午後3時…とあるラジオが、なる。
チリ…チリ…
雑音まじりの周波数の中、ふと、音が重なった。
???
…こちら
????
時空ラジオ
誰が、いつ、どこから発信しているのか。
それは誰にもわからない。
けれど、この放送は、確かに“誰か”に届いている。
深夜3時。
世界のどこかで、目を覚ましているあなたへ。
もう会えない人に伝えたい言葉があるなら──
まだ届くかもしれない“声”があるなら──

受信機の向こうで、誰かが耳をすませている。
たとえ名前を知らなくても。
たとえその想いが、時を越えるものであっても。
   「「あなたの声、お待ちしています。」」

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