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第21話

🐶
223
2024/03/24 02:24 更新
ざーざー降る雨が周りの音をかき消している。

こんな土砂降りになるなんて聞いてないよー、、、
エミ
あっ、待って。
エミ
私、教室の前に傘忘れてきた
あなた
全然待っとくよ?
あなた
急いでないし!
エミ
わたし、そのまま裏門から帰るから大丈夫!
エミ
その方が近いし
あなた
え、でも、、、
『どうしよう』って恭平に助けを求める。

背の高い恭平を見上げると、彼は優しい目で言った。
高橋
エミ、びっくりするぐらい気が利くことで
エミ
いや、これはほんとに忘れたの。
エミ
裏門から帰った方が近いのもほんと
高橋
まぁ、サンキュ。気をつけて帰れよ
エミ
はいはい。あなたを頼んだよ
高橋
ラジャ
えええッ、、、、!

エミ
てことであなたまた明日ね?
なぜか2人で話進めちゃって、エミは急いで戻ろうとしてるし。

呼び止めようとしても、「ばいばーい」と手を振られ呆気なく去ってしまった
高橋
保志、帰るで。
ぼーっとしてたら、恭平が声をかけてきた。

こうやって2人で帰るのは中学生以来かもしれない

特別意識することなく、なんだか懐かしい気持ちで恭平に駆け寄り、横に並んだ。
あなた
ねぇー、恭平
高橋
んー?
あなた
雨の日にさー、傘なくて家まで全力疾走したの覚えてる?
高橋
当たり前やろ。笑
高橋
おかげで、次の日俺だけ熱出したんだよな。笑
あなた
恭平は軟弱だもん。笑
あなた
中学の時から変わってないね。笑
高橋
、、、うるせーよッ
高橋
そのせいで、保志を長尾に取られるなんて思ってなかったけどな
あなた
、、、あはは、返事に困るよ。笑
高橋
一生困っとけ。
昇降口に近づき傘を開こうとすると、

すぐ前の柱にもたれかかってる人がいた

じっと見なくても誰かすぐにわかった。


、、、まさか、謙杜くんがいるなんて
















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