あの時の会話は
という会話だった
けど本音を言うと雪が好き
けど本音は言えなかった
なぜなら彼はオーストラリアに帰る準備をしていたからだ
しかも私に内緒で
私を連れていかないつもりなのだ
私はそれに怒っている訳では無い
ただもしも本当にオーストラリアに戻るなら、
私を連れていかないのなら、
この気持ちはしまっておこうと思った
雪が私とオーストラリアに行くことを望まない限り私からこの話はしないつもりだ
私が彼を治療すれば延命くらいにはなる
けど、彼がそれを望まいのなら
私はする必要は無い
なぜなら彼は現実を見ているから
現実を見ている人に現実を突きつける必要は無い
本当は好き
けど、もしも伝えてしまったら
あなたが無理をしそうで
あなたの体調が悪化してしまいそうで
望まないことをしてしまいそうで
私がオペで私情をはさんでしまいそうで
怖いから
伝えないでおく
けど、いつか伝えさせて
あなたが好きだと












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。