前の話
一覧へ
次の話

第1話

4,083
2021/07/11 08:21

あなた「ふぁ〜、ねむ〜」

と眠い目を無理やり開け、目を覚ます



、、、あれ?



私昨日洸人くんと話して
その後どうしたんだっけ?

どうやって私自分の部屋に戻ってきたっけ?


思い出そうとするものの記憶はない



んー、まあ後で聞いてみるか


よし、とりあえず仕事しごと!









時間が経つのは早いもので今日はもうリハーサルで

そして明日は本番




今順番にみんながリハをしている中
私は練習生の控え室をクルクル回ってる


みんなめちゃくちゃ眠そうだな〜、
いやもはや寝てるな

みんな顔を伏せてお疲れモード


スタッフさんから聞いた話だとコンセプト
の練習はかなりいろいろあったらしい

全然私は知らなかったけれど、



でも昨日心配して損した、っていうくらい
意外とみんないつも通りに接してくれてる

私が気にしすぎてたのかなー、




なんて考えていると

森井「あなたちゃんあなたちゃん!」

なんて急いだ様子の森井くんに話しかけられる


あなた「あ、森井くん、どうかしましたか?」

森井「健のベルト知らない!?」

と聞かれる

平本くんのベルト?

あ、どっかで、、


あなた「あ、ありますあります!これですよね?」

と机の上に置きっぱなしだったベルトを渡す


森井「これ!ありがとう!」

とまたすぐに走って帰ってしまった



、、、なんで年下に使われてるん?
と思うものの

森井くんの良い人感につい笑ってしまう



そんなことをしていると


翔也「えー、嘘だ!」

藤牧「ほんとですって!」

なんて声が聞こえるからそちらをみると
翔也さんと京介くんとテコエくんが話していた


翔也「え、ねぇあなたちゃん!京介ってピアスあいてたー?」

と急に話を振られる


あなた「え、ピアス?」

テコエ「そう、絶対あいてなかったよね?!」

藤牧「あいてましたって!」

京介くんのピアス、、、


あなた「あ!あいてましたよ!左耳だけ!」

そう言い京介くんを見ると

あなた「ってあれ!?京介くん両方あいてましたっけ!?」

と驚く


藤牧「あー、確かに左だけでしたね。」

翔也「えーじゃあどっちも正解じゃない?」


テコエ「あー、俺京ちゃんの左にしか立ったことないから知らなくても仕方ないかー」

翔也「いや、どういうこと笑」

なんて盛り上がっている



ピアス、

と言う言葉を聞き右耳についている
古瀬くんに貰ったピアスに触れる


古瀬くん元気かな、
ファイナルでは会えるかな







西「あ、あなた〜」

あなた「洸人くん、!蓮汰くんも!」

洸人くんと蓮汰くんに話しかけられる


蓮汰「おはようございます」

あなた「おはようってもうお昼だけどね?笑」



あなた「あ、ねぇ洸人くん、昨日私ってどうやって部屋戻りました?」

と気になっていたことを聞く


西「ああ、」

西島「え!どういうことですか!」

なんて、あ、聞き方間違えたかも


あなた「あ、いや、昨日給湯室であってそのあと部屋に戻った記憶なくて」

西島「洸人くんどういうことですか」


西「いやー、ちょっとここでは言えないかなー」

と顎に手を当てていう


西島「え、何したんですか!」

と洸人くんの言葉を信じてしまっている蓮汰くん、


あなた「いや、絶対嘘じゃん。誤解生むようなこと言わないで!」

西「いや、普通に話してたからあなたが寝ちゃったから部屋まで運んだだけだよ」


あなた「鍵は?」

西「普通にあなたちゃん持ってたじゃん」

あ、確かに。
昨日鍵とスマホだけ持って部屋を出たんだっけ


あなた「なるほど、」

西「ってことにしておこっか」

あなた「は?」

西島「なんですか、その言い方、なんで濁すんですか!」

西「はは、冗談冗談、本当それだけだよ笑」

なんて言われる


まぁ謎は解けたからいいや

なんて思ってその後も2人と話していると





スタッフ「誰か手空いてる人、あ、あなたちゃん!今大丈夫!?」

あなた「え、あ、はい!」

あなた「2人とも頑張ってね、また後で!」

と急に呼ばれ、スタッフさんのところへと行く


あなた「どうかしました?」

スタッフ「仲村くん、3日前くらいから左耳聞こえなくて病院行ってるんだけど、また少し痛いみたいだから病院連れていってくれない?」

なんて言われる


あなた「え、わかりました!」

左耳が聞こえない、
そんなことになっていたなんて。

プリ小説オーディオドラマ