風磨side
勝利「風磨くん!この服どぉー?」
『なんか勝利らしいね』
仕事終わり
勝利に誘われてショッピングモールに来ていた俺
服を見ながらぶらぶらしていた
その時だった
フワッ
『えっ…』
懐かしくて大好きだったあの香りがした
すれ違った女の子を目で追ってみる
あなたにそっくりな後ろ姿
俺は咄嗟にその子の腕を掴んだ
『あなたっ!』
「えっ?!」
勝利「ちょ、風磨くんっ」
女の子がこちらを振り返る
まるでスローモーションみたいに
勝利「…あなただ……」
本当にそっくり
顔も体も全て
その子は俺の顔を見て目を見開いた
「えっ!菊池風磨?!」
『えっと、俺のこと知ってるの…?』
「はい!ファンなんでっ!良かったら握手してください!!」
手を差し出せば嬉しそうに笑った
もうあなたにしか見えない
「あのー、ふまたん…」
勝利「ふまたん笑笑」
『勝利うっさい、どした?』
「どうして私の名前知ってるんですか?」
え…
ま、さかね…
名前まで一緒だなんて
『なんでだろーね?』
「え、はぐらかすの禁s」
『ねぇあなた』
四十九日が過ぎた今
きっと君はあなたの生まれ変わりなんでしょう?
こういうの、信じてみるのも悪くない
『俺と付き合ってください』












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!