人魚班
珍しいメンツが揃っていた
※フィンとララは付き合ってます
単独行動が決まり内心万々歳な2人を複雑な気持ちで見送り、3人も探索を始めた
シャルルside
かれこれ30分は歩いている気がする
というかそもそも人魚とか簡単に見つかるわけないし、なんで自分が選ばれたのかもよくわかってないし
僕はこの仕事をする義務はあるのか?
早く帰ってママの料理が食べたいんだが。どうしてくれるんだ魔法局の連中は
これ一般人の問題じゃないだろ。他種族との交流を拒んできた魔法局の責任だろ。民間人に、しかも学生にこんな仕事を任せるなんていよいよ世も末か
ぱしゃっ
水面が揺れた気がしたが、気のせいだろうか
まあ海だし魚がはねても不自然ではないか
ぱしゃっ
またはねた
何かいそうな予感がする
しゃがみ込んで目を凝らして水面を見る
透き通るような美しい声が聞こえた
シャルルが覗いていたところよりも少し前方からだ
顔を上げると、クセ毛の黒髪を垂らした美しい少女がいた
水から上半身だけを出している
綺麗な貝殻の水着を着ているようだ
顔を輝かせ、胸の前で手をぱちんと合わせた
ウィンクをして左手でグッドサインを作った
こちらへゆっくりと泳ぎながら早口でまくし立てた
そう言ってメガラが取り出したのはフォークだ
メガラが掴みかかってきた
海に落ちそうになるのを必死に堪える
本日の被害者:シャルル・コンティーニ


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。