謙杜side
今日は、部活の仮入部。
ドキドキしながら、授業を終えて。
ドキドキしながら、みっちーと部室に行く。
部室…
って言っても、
理科室の隣にある小さな空き教室が部室らしかった。
ノックして、
思わず、「失礼します」
なんて言っちゃいながら前を見ると、
黒板に、望遠鏡。
正座の早見表に、
星とか惑星がいっぱい書いてあるポスター…
なんてものはなく。
移動式のホワイトボード一つと、
くっつけられた机が7つ。
小さな部屋にはそれだけやった。
ホワイトボードには綺麗な字で、
『星空観察同好会、仮入部へようこそ』
と書いてある。
みっちーと目を合わせる。
大西…先輩、が挨拶を終えた後。
先輩はみんな、ドアを見た。
がらがらがらっ 🚪
その人が、俺を見る。
睨むような目は、俺を捉えて少し止まった。
心臓がドキッと跳ねた。
グレーのパーカーを制服の上に羽織って、
鋭い目つきで見られたら、
腰が抜けるに決まってる。
俺は思わず目を逸らす。
へへ
なんて笑いながら椅子に座ると、
みっちーがすぐに立ち上がった
優しそうな先輩たち。
暖かい雰囲気。
心が落ち着く感じがした。
先輩がホワイトボードを裏返し、
何枚かの写真を見せてくれた
褒められて、
恥ずかしくて少し下を向く
ゲーム…?
みっちーの目がちょっと輝いてる。
ポイント…
と言って、オレンジのゾーンにシールを先輩は2枚貼った。
部活なんか?ってほどめちゃくちゃなルール。
少し胸が高鳴る音がした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!