第5話

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2025/01/22 09:21 更新


















(なまえ)
あなた
    ...  え、    











そこには、








あの受付の人と並ぶくらいに整った顔で
王子様のような人が居た





















.
    ね、どう    ?    
俺じゃ、だめ ?

















そう言って、その人は
首を傾げて子犬のように聞いてくる






なんだ、この人






なにか、放っておけないオーラがある















なんか、この人なら、良いかも











私の心がそう、答えた

























(なまえ)
あなた
    、じゃあお願いします    






























  .
.
    え、ちょっと待って、    












と香澄は私に驚いたように目を丸くし、
私だけに聞こえる声で話しかけてきた





















(なまえ)
あなた
    ...  なに、?    





  .
.
     いや、なんで、?    










  .
.
    なんで 白岩瑠姫 がいるの  ?  











え ?




誰、それ























(なまえ)
あなた
    ねぇ、待って、     














私の頭は少し混乱して、
何が何だか分からなくなっている



























  .
.
    え、知らないの    ?    




(なまえ)
あなた
    いや、知ってるわけないでしょ    




  .
.
    歌舞伎町の中でトップって    
言っていいくらい

  .
.
    こういう業界の人で知らない人は    
居ないくらい

  .
.
    有名な人だよ    ?     




(なまえ)
あなた
    え、そうなの    














そんなに有名な人だったとは知らなかった






私、そういう仕事してるはずなのに、
まだまだだな、痛感する

























.
.
    なーにはなしてんの 












そう言って、その白岩さんは
私たちに話しかけてきた







やばい、私すっかり白岩さんの存在
忘れてた






今の話、聞こえてなければいいんだけど






















(なまえ)
あなた
    あ、えっと、?    










何を話したらいいのか分からず、
助けを求めるように香澄の方を向くと







さっきまで誰も居なかった香澄の隣に
可愛らしい顔立ちをした男の人が座っていた





























.
.
    香澄ちゃん、楽しんで行ってね    




  .
.
    はい  !  祥生くんがいてくれて     
楽しくなりそうです




.
.
    何それ 〜 笑    
香澄ちゃん、可愛い 笑














なーんて香澄はもう接客しているかのように
愛嬌を振り撒き、祥生 ? さんも
笑顔で対応している







もうすっかり2人の世界























.
.
    ねえ、名前、なんて言うの  ?    








私が緊張していると
白岩さんが優しく、話しかけてきてくれた





















(なまえ)
あなた
    ...  あなたの下の名前 、です    




.
.
    、あなたの下の名前   ?    








と白岩さんは
少し悩むような表情をしていた






もしかして、私の存在、
バレているのだろうか







実は一応私も白岩さんと同じような
立ち位置にいる







私が働いているお店は
そういう系のお店の中でも、
有名な店






それに、私はそのお店でも
売上No.1を取っている






だからきっとこういう業界の人は
知らない人は少ないだろう









だから、行きたく無かったのに







そう思っていると、
さっきまで悩んでいる様子だった白岩さんは
元の表情に戻り、話してきた






















.
.
    あなたの下の名前 ちゃん  、    
可愛い名前だね











ほら、やっぱり、そういう言葉を空気のように
振り撒いて来る





まぁ、そういうことを言うのが
ホストなのだから







だけど、バレなくてよかった、
よく写真などに写っているような
派手なメイクも落として、







プライベートと同じようなメイクをしているから、
気づく人も少ないのだろう





そこは一安心した



























.
.
    ていうかさ、あなたの下の名前ちゃん、    




(なまえ)
あなた
    、なんですか    ?    








.
.
    ここ、来たくなかったでしょ    

























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