しゆんside
今日は朝の事が気になりすぎて授業にも集中できなかった。
こんなことなんてはじめてだった。
だから昼休みにあなたの下の名前の教室に行くことにしたが教室にはあなたの下の名前の姿がなかった。
そう言葉にしていると横にひょこっと小柄な女子が出てきた。
そう言われてもこのことは女子には話しずらく話すことをやめた。
その表情は少し寂しそうではかない顔をしていたがどうしても話を切り出すことが出来ず、その話をした後その場を後にした。
その時、予鈴がなった。
すぐに帰らなきゃと思い、階段を登り教室の隣の空き教室まで走っていた時その教室から見覚えのある男女が出てきた。
てるととあなたの下の名前が焦った顔をしながらこちらを向いてきたがすぐに授業が始まるためそれどころではなく、2人を置いて教室に走って向かった。
でもその後も2人が教室から出てきた事が衝撃過ぎてまたもや授業に集中出来ず、今日の授業は終わっていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。