第10話

第10話 勘違い
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2026/07/24 09:00 更新


赤見(あかみ)
…え
ゆいか
…



あー、言ってしまった…
とんでもなく恥ずかしい事を言ってしまった。



…そして完全に酔いが覚めてしまった。


そのせいで、心臓のドキドキ音が…
緊張と、恥ずかしさと言う感情が戻って来てしまった。




赤見(あかみ)
…
ゆいか
…せ、先輩?




ゆいか
…
ゆいか
も、もぉ!なんか言ってくださいよ!!無言が1番恥ずかしいじゃないですか
赤見(あかみ)
…いや、ごめん






赤見(あかみ)
…魅力なんてもうたくさん持ってるから、そんな悩み抱えているのに
赤見(あかみ)
驚いて
ゆいか
…へ



たくさん…の魅力…?


私にたくさんの魅力??
私なんかに魅力なんてあるの?!





赤見(あかみ)
少しおバカで騒がしくて、諦めが悪くて





赤見(あかみ)
いつも笑顔なところが魅力でしょ
ゆいか
…



ゆいか
それ、褒めてます?
赤見(あかみ)
うん
ゆいか
いや…褒めてないですよね?結構…と言うかだいぶディスってません?
赤見(あかみ)
ううん





赤見(あかみ)
だって、そこが"ゆいかちゃん"の可愛いところじゃん
ゆいか
…か、かわ!?



ゆいか
いや、待て待て…その前に名前呼び!!!…てか…
赤見(あかみ)
落ち着いて?
ゆいか
落ち着けませんよ!




この状況でどうやったら落ち着けると…



てか、なんで先輩はそんなに落ち着いてるんですか?
なんでそんな私が恥ずかしくなる事を淡々と言えるんですか??


…私勘違いしちゃいますよ。




けど、恥ずかしい事を淡々と言っている先輩を見ると…やっぱり私の事意識していないのかな?


なんて事も思っちゃってますよ??




ゆいか
あー、もうほんと先輩ずるい
赤見(あかみ)
…糸蘭って呼んでくれないの?
ゆいか
…



ゆいか
それは喜んで呼ばせてもらいます
赤見(あかみ)
ふっ、それはよかった

…また笑った。

最近たくさん笑ってくれる。



私だけにたくさん。
他の子には無表情な先輩…いや、糸蘭が。



とっても嬉しい。



ゆいか
てか!糸蘭も私の事、名前で呼んでくださいよ!!
ゆいか
「今日初めて…やっと、名前で呼んだじゃないですか!
赤見(あかみ)
初めてじゃないよ
ゆいか
…え?



赤見(あかみ)
これで2回目
ゆいか
…へ!?



ゆいか
い、いつ呼んだんですか!!?私の名前
赤見(あかみ)
…内緒
ゆいか
えー!!先輩…じゃなくて糸蘭の意地悪!教えてくださいよ
「次の日」




明梨(あかり)
えー!なにそれ
愛美(あいみ)
めちゃくちゃ距離縮まってるじゃん
雫(しずく)
脈ありな気がする


ゆいか
いやもうほんと昨日は…やばかった
ゆいか
…って、脈あり?!


雫(しずく)
うん、なんかそんな感じする
明梨(あかり)
うんうん!私もそんな気がする
ゆいか
いやぁそれはないでしょ…



ゆいか
あんな照れちゃうような事を淡々と言ってるんだよ?
愛美(あいみ)
いや、割とそう言う人いるよ?
ゆいか
え、そうなの?
愛美(あいみ)
うん、私と明梨の友達に"多寡"(たか)って人いるんだけど
愛美(あいみ)
多寡は、キザなセリフとかバンバン言いまくってるわよ
明梨(あかり)
確かに確かに…まぁ、多寡くんはまたちょっと別な気もするけど…


ゆいか
そ、そうなんだ




ゆいか
…で?その人は好きな人とはうまく行ってるの


もしそれでうまく行ってるんなら、私もキザなセリフ吐いてみようかな。



愛美(あいみ)
あー…
愛美(あいみ)
好きな人というよりかは…女好きと言うか…
明梨(あかり)
女の子皆んなに言ってるね
愛美(あいみ)
そのせいで、恋人できたことないし
ゆいか
ま、まじか…




雫(しずく)
けど!!きっと、このままいけば
雫(しずく)
付き合えちゃったりするかもよ?

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