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第20話

♡𝑒𝑛𝑑
149
2025/09/07 11:44 更新


手にある傷は親につけられたもの。

俺の父親は毒親だった。

酔った父親がビールの瓶で俺の手を切った。

それが想像以上に深い傷で今でもたまに痛む。

その傷が出来た日から俺と母に対する暴力が悪化した父親。

そのせいで俺は感情を失った。

そんなある日、1人の少女に出会った。





少女
少女
オンマ〜!ぐすん
テヒョン(幼少期)
テヒョン(幼少期)
何してるの?


1人で迷子になり泣いている少女だった。

声をかけると少女は俺を見上げた。

その瞬間、初めての感覚に襲われた。

心臓が早く動いて、緊張?というか、そんな感じ。

少女と話していて、久しぶりに感情が戻った。

笑えたし、楽しいと思った。

だからその日以降その少女を探すようになったけど、

会うことは出来なかった。

それから年月が過ぎ、母が父の暴力に耐えきれず自殺した。

それが原因で俺は上手く話せなくなった。

でも高校生になってジミンとジョングクに出会って、

2人とは話せるようになって、ミンに出会った。

ミンとあの少女に抱く感情は同じだった。

だから上手く話せたし、感情を出せたんだ。

父から離れて暮らすようになったのとミンに再会した事によって、

感情が戻った。

そして今、ミンに抱いている感情が恋心だと気づいたんだ。


スア
スア
ミン!


ミンからの言葉を聞いて驚いて固まっていると、

ミンが体育館から出ていってしまった。

スア
スア
ちょっと!何ボーッとしてんの!?
テヒョン
テヒョン
え?
ジョングク
ジョングク
え?じゃないよ!早く追いかけて!
ジミン
ジミン
好きなんだろ!?ちゃんと伝えてこいよ!
テヒョン
テヒョン
あ、うん!


3人に押されてミンに追いかけた。




テヒョン
テヒョン
ミン!


声かけて振り返ったミンを見て、心臓が早く動き出した。

あの日と同じ感覚に襲われた。

ミン
ミン
テヒョン,,,,,,
テヒョン
テヒョン
俺もミンと同じだよ!
ミン
ミン
え、?
テヒョン
テヒョン
さっきは驚いて声が出なかった、でもミンと同じ好きなんだよ!
ミン
ミン
そ、それって,,,,,,
テヒョン
テヒョン
俺からも付き合ってください!


テヒョンが言った瞬間、風が優しく吹いた。

テヒョンの綺麗な髪が揺れる。

言葉を聞いて、涙が込み上げてきた。

私は何を考えたのか分からないけど、

テヒョンに抱きついた。

ミン
ミン
本当に、いいの?
テヒョン
テヒョン
うん。
ミン
ミン
私でいいの?
テヒョン
テヒョン
なんで?
ミン
ミン
だって、イェナちゃんの方が何倍も可愛いよ?
テヒョン
テヒョン
そんな事ない。
ミン
ミン
ありがと,,,,,,


テヒョンが優しく抱きしめ返してくれる。

ずっと、このままがいいと思った。

多分、私はあの頃からずっとテヒョンが好きだった。

ーー6年後

テヒョン
テヒョン
ミン、俺と結婚してください。


暖かい春。

6年記念の日にテヒョンにプロポーズされた。

テヒョンは私に指輪と100本のバラを差し出した。

テヒョン
テヒョン
このバラが全て枯れるまでずっとそばにいてほしい。
ミン
ミン
私で、いいの?
テヒョン
テヒョン
ミンがいいんだよ?ㅎㅎ
ミン
ミン
お、お願いします,,,ㅜㅜ


貴方の心が出来るまで。

そういう約束でそばに居ることにしていたけど、

今は、

貴方に貰った100本のバラが全て枯れるまで。

ずっとそばに居ると約束した。





俺の心が出来るまで。

そういう約束でそばに居てくれていたけど、

今は、

俺があげた100本のバラが全て枯れるまで。

そばに居てくれると約束してくれた。

気づいてるかは分からないけど、

あげた100本のバラの1本は偽物のバラ。

だから枯れることは無い。




私が気づいていることに気づいているかは分からないけど、

100本のバラの1本が偽物だとは知っている。

それでも私は貴方のそばにいることを約束した。

これからもずっと、そばにいれるように。






貴方の心が出来るまで。𝑒𝑛𝑑







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