宮舘side
渡辺「 りょおた… 」
「 おぉ翔太 、起きた?? 」
病院から帰ってきたあとベットに寝かせてあげて
俺はその隣で貰った薬の整理
帰ってきてから1時間がたった頃 、俺を呼ぶか細い声が聞こえたと思ったら 、むくっと起き上がった翔太
「 どう?? 少しは良くなった?? 」
渡辺「 ん 、めっちゃ楽になった 」
「 良かった良かった 」
渡辺「 先生 、なんて言ってたの?? 」
事務所から出たあと 、直行で病院に行って診てもらったんだけど 、診断としては疲れと寝不足
疲れてて免疫が落ちちゃっているらしくて
解熱剤とか痛み止め 、睡眠薬などなど沢山の薬をもらったんだけど 、全て食後に飲ませてね 、とのこと
翔太自身 、意識が朦朧としてたからその時の記憶は多分ないんだと思う
「 風邪と寝不足だって 」
渡辺「 そっか 」
「 忙しかったから疲れが出ちゃったんだよ 」
「 …そうだ 、薬貰ってきたからそれも飲もうね 」
渡辺「 …うん 」
「 ふふっ 笑 薬嫌だ?? 笑 」
渡辺「 んなんじゃねーし 」
薬ってワードを言えばあからさまに嫌そうな顔をしたから 、いじわる混じりに弄ってあげれば不貞腐れちゃった 笑
ほんのり赤い頬っぺをぷくっと膨らませるから 、ちょっとばかり可愛いと思っちゃったのは秘密ね 笑
渡辺「 なにニヤニヤしてんだよ 」
顔に出てたみたいだけど 笑
「 雑炊作ったけど食べれそう?? 」
渡辺「 ん 、食べたい… 」
「 じゃあ持ってくるね 」
ここ最近はちゃんと栄養も取れてなかっただろうし 、元々少食なだけあってご飯食べなくても生きていける子だからご飯のことなんて眼中になかったと思う
だからお野菜なども沢山入れた雑炊を作ってあげて
「 はいどうぞ 」
「 熱いから気をつけて食べてね 」
渡辺「 ふはっ 笑 うまそ〜 」
「 ゆっくりでいいし 、無理して食べなくていいからね 」
渡辺「 うん…いただきます 」
「 召し上がれ 」
渡辺「 ……んっ 、うっまい!! 」
「 ふふっ 笑 」
渡辺「 めっちゃうめぇわこれ!! 笑 」
「 よかった 笑 」
渡辺「 あーうま……満たされるわ〜 」
美味しい美味しいって食べてくれて俺自身も嬉しくなっちゃうよね 笑
久しぶりに温かいご飯も食べただろうし 、まともなものも食べれてなかっただろうから 、やっぱり手作りは美味しいんだろうね 笑
渡辺「 っ……ごめん……もう無理かも 」
「 うん 、いいよいいよ 」
「 頑張ったじゃん翔太 、結構食べれたね 」
渡辺「 …めっちゃ美味かったから 、ありがと 」
具合が悪いこともあるし少食なこともあるしで 、半分食べたか食べてないくらいのところでギブアップ
最初は一口も食べてくれないんじゃないかって思ってたけど 、案外食べてくれたから取り敢えずは俺も安心