第121話

112.キラー
407
2025/11/15 12:32 更新
lrn side
配信を終えた後、一件の通知が鳴った。
スマホを確認すると、あなたからのLINEだった。
   「誕生日おめでとうー!
    いい一年にしてね」2025.9.6.1:56
毎年一番最初に祝ってくれるのはあなただし、俺もあなたの誕生日を…多分二番目くらいには祝えてる。

こいつにとっては、ただ友達を祝ってるだけの感覚なんだろう。
でも俺にとっては大切な人からもらった大切な言葉だ。

俺は画面を見つめたまま、ひとり嬉しさを噛み締める。
居ても立っても居られなくて、思わず通話ボタンを押してしまった。
あなた
はいもしもし
lrn
lrn
今年もお祝いありがとうって言ってんだよ
あなた
んははwなにそれ
こちらこそではあるよ
スマホから少し離れているのか、ぼやぼやと雑音が聞こえてくる。
実はあなたの声で言ったら、裏で深夜に話す時のチル声が一番好きだったりする。
lrn
lrn
誕プレちょーだいよ
あなた
がめつw
じゃあ私とのコラボ券
lrn
lrn
え、まじ
あなた
うそうそw
そんなもんローレンならいつでも持ってるし
lrn
lrn
えぐいお前ガチで…
これがメロいってやつ??
あなた
多分違うけど…w…よいしょっ
あなた
プレゼント何がいい?
声が近くなる。
俺はひとつ、わがままをこぼしてみる。
lrn
lrn
…会いたい
あなた
……まーあ、浮気か?w
まあ、困らすよな。

俺はお前が好きだけど、お前には好きなひとがいる。
lrn
lrn
んは、じょーだんよ?
あなた
笑えないやつね?
あなたの好きと俺の好きは違う。
どこまでも一方通行だな、なんて少し不貞腐れる。
あなた
まあ、世界線も違えばローレンと一緒にいたかもね
lrn
lrn
…嘘つきは泥棒の始まりやで〜??
あなた
嘘じゃないけど…私がカスなのはわかる
あなた
好きじゃないよって言った方がいい?
lrn
lrn
それは無理やね
あなたは嘘を吐くのが下手くそだ。
好きじゃないなんて思ってないし、そんなこと言えるはずがないから。
lrn
lrn
じゃあさ、
lrn
lrn
俺に時間ちょーだいよ
明日俺とVALOね
振られてもお前と一緒にいたいのは、俺の胸がお前でいっぱいだからだよ。
あなた
んははwそんなんでいいの?
何気ない時間でも、俺を明るく照らすのがお前だったから。
だから先輩なのに距離近く喋ったり、珍しく俺からコラボさそったりしてたんだよ。
lrn
lrn
あなたとすればなんでも楽しいからいいの
拝啓、来年の俺へ。
 来年も誕生日はあなたと話せていますか?
 来年もあなたの近くで笑えていますか?


「ローレンとやるの久々じゃん!楽しみ〜」なんて、楽しそうに話すあなた。
にこにこしたあの笑顔を思い浮かべて、俺も自然と笑みを溢す。
あなた
おい何笑ってんだ
lrn
lrn
ごめんごめん…っwww
クッw反応が子供すぎてっ、w
あなた
何こいつ嫌すぎw
お前を好きな気持ちは、今後一生揺らがないから。
少しでいいから、今は俺にお前の時間を。

































ローレン誕生日おめでとう🎉🎉

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