「赤尾っ!昨日のあれ、本当にやるのっ!?」
朝、支度をいつもより気合いを入れて可愛くした。
だって、作戦だとはいえ、南雲くんに話しかけれないとはいえ!!南雲くんの近くに行ける訳だ。
『このままでいいなr』「やります」『よろしい』
赤尾も、何だかんだ私に弱い。
私が涙を見せると呆れたような、驚いたような顔をしながら不器用に慰めてくれる。今回も『南雲以外にいいやついるだろ』なんて言いながらも、手伝ってくれた。ちょっと、いやめちゃくちゃに楽しみ。
ずーっと影から南雲くんの事を授業中も見詰めてたり南雲くんが1人になったら話しかけようかな..とか時折気づかれない程度に尾行してたり。
そんな私をみた赤尾は、『ストーカーじゃん』とそれはもう大笑い。
坂本くんも私に哀れみの目を向ける。
なんと言えばいいだろう、私にストーカー...認めたくは無いけどされている南雲くんを哀れんでいるというよりかは、
”南雲くんを好きになった私”を哀れんでいるような。
好きになってしまったものは仕方ない。
生まれて初めて、恋をしたんだ。
『あ、赤尾に坂本くん。と、あなた。』
「っ...」
...ついで感半端な。そんなところも好きなんだけど!!!
名前覚えてくれたの?とか一緒に食べることになっちゃってごめんね、とか何か言いたいが我慢。赤尾も、私が何か言葉を発さないか気にしているようだった。
『じゃ、いこーぜ。あなたの分私がやる〜』
「え、いいの?」『金は払えよ』「私そこまでお金無いわけじゃないから!!!!!」
『何食べよっかな〜?』と的を眺める南雲くん。
私ももうJCC丼は食べたくないから、赤尾がしてくれて嬉しい。大体赤尾や坂本くんと食べる日は2人にしてもらっちゃってる気がするなあ...って。
『ね、あなたは何にするの?』
えっ、私?!?!?南雲くんから、私に!?!え!?!どうしよう、冷たく返すのが赤尾との約束?だ。私赤尾と大体同じの食べてるし、.....っ!
「私、赤尾と同じの」これ以上は無理だ〜〜〜っ!!!
『ふ〜ん...』南雲くんが声を漏らす。
嫌われて..ないよね??泣
ふと赤尾と坂本くんに視線をやると、”「よくやった」”言葉に出されてはいないが何となく通じた。私、上手くできてたかな....
南雲side
『お前って本当に趣味悪いよな〜』『...俺も同意だ。』
赤尾と坂本くんが僕にそう吐き捨てる。
「何のこと〜〜?」
『っはあ.....。あなた、この間泣いてたぞ。私達すら見てないとこで、な。』
「だから?」
『......お前みたいなやつ、あなたに好かれる資格ねーよ。』「勝手に向こうが僕のこと好きなだけでしょ」『そして、南雲があなたを好きになる権利もない。あなた泣かすやつにあなたは渡さないからな。』
「.....へえ。僕があなたの事好き?勘違いじゃない?」
『バレバレなんだよ、じゃーな。また次あなた泣かせたら許さねえから!』
「ストーカーに泣かれても.....ってちょ!
っはあ...余計な事しないでよ、赤尾。」
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スクロールお疲れ様でした🌷
モチベ底つきそうなので良かったら♡、💬、☆ください🎶











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!