夜中の1時
あれから前田くんとインスタを交換して
今は夜の話し相手にされている
「あーにしてもおもろ笑」
「令和にラブレターね笑笑」
『馬鹿にしてる?いいじゃんラブレターも』
「いいけど靴箱間違えるの馬鹿すぎ」
『それは自分でも反省してる!』
『あと、私もうそろそろ寝たい』
「えー、夜暇だから話してよ」
「なんでもするんでしょ」
『私なんかと話して楽しい??』
『私が好きなの△△くんだし』
『前田くんが△△くんのインスタ教えてよ』
「あーそう言う偉そうなこと言っていいんだ?」
「いつでもバラせるけどねラブレター笑」
『待って間違えました違います』
『バラされたら恋どころか人生終わるよ😭』
「おもろいなまじで笑」
『全然笑うとこじゃないよ💦』
朝、部屋に響くアラームの音で
昨日寝落ちしてしまったことに気づく
スマホを見ると、通知が溜まっている
「ねた?笑」
「寝落ちとかするんだまだ1時ですけど」
「明日さいっしょにかえれるー?」
「おれ部活ないから」
何度目をこすって見返しても
前田くんのからのdmで間違いない
なんで私と帰る約束?
『ごめん、なんで?』
『前田くん友達多いからそっちと帰ったら?』
「おーおはよ」
「まじそれ言う?朝△△に即内通だな」
『待って寝ぼけてて忘れてました』
『すみません私でよければぜひ✨』
「わかってるやーん」
私がちゃんと靴箱間違えずに入れてたら
前田くんに弱みを握られることもなかったのに
てかまず、たまたま間違えた相手が
隣のクラスの怖い陽キャ前田くんなのほんとに運の尽き












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。