〈小川side〉
太志さんの泣き声を聞いてから
俺はすぐに戻る事にした。
他のふたりにはうまく言っておこう……
病室に戻ると2人はかなり落ち着いたようで
あなたの身の回りの整理を少ししていた。
突然、藍が口を開いた。
少し、藍の気持ちもわかるのだ。
そして、その考え方は人間の道徳心的に許されるものでは無いということも、わかっているのだろう。
非人道的、そういう思想に見えるのかもしれない。
でも、でも……
この辛さを受け入れるために、そうやって
どこかおかしいような考え方でもしていないと、
精神が持たない……
多分、関さんが黙っているのは俺と同じ理由だろう。
藍の言っていることもわかるが、倫理としては
許されないから。
共感できるというのは自分の一存にすぎないのだ。
今の藍の話、あなたなら、どう言ってくれるの?
お前がいないとこういう時やっぱりダメだよ。
早く、帰っておいで。
あなた。
短編集作ったので!!
逆にリクエストください……













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。