私、何してるんでしょう
死んでなお、あの世へ行かず此処に留まって
鐵腸さんを、騙して
恋人ごっこして
えぇ、えぇ。どうせ私は死んだら地獄行きですよ
…それは、良いんですよ
……いいんです、別に、その覚悟は出来ています。
……唯。
唯一嫌なのは
大嫌いなあの人に、会えなくなることです
なんでですか、おかしいでしょう
大嫌いな人に、会えなくなるなら
喜ぶべきでしょう
……なんで、
……あの人に、忘れられてしまうんじゃないかと
……思ったら
…怖くて、堪らない。
「誰だ」なんて言われたら、私、私っ…
これではまるで、彼に恋する女の子。
…忘れられたくない、彼の記憶に留まりたい。
……死にたくない。
人が、死ぬのは
本当の意味で、死ぬのは











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。