前の話
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弐十side
昔からずっと「空」が好きだった。
時間で姿を変えることができて
星や月なんかがある時もある
そんな自由で素敵な空を
飛んでみたい
子供のとき夢に見た事
今もずっと見てるんだよ、、?
今日も書かれるアンチコメント
「笑い方が気持ち悪い」
「声を聞きたくない」
「最強無敵連合にお前だけ要らない」
「つまんないわwww」
「死んだ方がいいよ」
配信者にアンチコメは付き物だ
その事を理解していた
だから
初めてアンチコメを見た時
驚きはしたけど
別に傷ついたり、その事について考えたりすることはなかった
ずっとそうだった
けど理解していたからここ駄目だったのかもしれない
「そんなことない」と信じる自分のことが少しずつわからなくなってきた
自分ってなんだっけ
そう思うと同時に苦しさが込み上げてくる
そのせいで
最近は上手く眠りにつけなくて体が重く感じる
手足見えない重りが付いているかのように
誰かが自分を離してくれないように
自分が進むことを許してくれないような
そんなような感覚。
そして
そう思ってしまった
キルシュトルテside
思い返すと一瞬息の仕方を忘れてしまうような気がする、、あの時の出来事。
今にも雨が降りそうな曇り空
自分を揺らす風
目つきのせいで上級生に嫌われ
5人ぐらいの上級生に学校の屋上から落とされかけた
落ちろではなく飛べだった
一見いい意味に聞こえるような気もするけど
殺そうとしているのだから悪い意味だ
とっさに先生が駆けつけて助けてくれたから落とされることはなかったが
あの時はしばらく
人間不信になった
今は克服できたが
高所が苦手なのは変わらない
まぁ
高いところに行く機会なんて無いから
支障はでないが
弐十side
キルシュトルテと俺が今度開催するイベントに向けての打ち合わせが始まって早くも2週間
ほぼ毎日の作業に疲れ
今日は久々に飲みに行くことになったのだ。
何杯か飲んで
軽く酔ってきたところで
ふと
トルテさんが真剣な顔、声で俺を呼んだ
自分でも何を思ったかはわからないが
とにかく早く話を終わらせ会計を済まし急ぎ足で店を出た












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!