私の頬を伝う涙を、トントン、と優しく手拭いで拭き取ってくれたしのぶさん。
浮かべる表情は悲しそうな笑顔で、とても儚い。
少し、そっぽを向いて答えると炭治郎がお茶を吹いた。...私の服に少しかかった。
みんなの視線は氷点下。
傷ついたような悲しい表情を向ける善逸。
あぁ、善逸は笑顔が似合うのになぁ...。
そんな顔にさせてるのは私なんだな
ヘラり、と笑いかけると善逸は目をうるうるさせ、
やがて私の腰にしがみついた。
再び3人の冷ややかな目。
伊之助が興奮したように語る人物。
いつもなら言えてるのにおかしいなぁ、恥ずかしすぎて“好き”の“す”すら言えないや。
善逸が先程のテンションとは比べ物にならない程のローテーションで呟いた。
ニコリ、と優しく微笑みかけたしのぶさんに善逸はメロメロ。
そして急に出てくる雄。
やめてくれ、本当心臓に悪いんだよ..!
.
.
?「許さない...っ」
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みなさん!最近、再新できなくてすみませんでした!
これからは定期的に物語を書いていくつもりですので、よろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。