〜放課後〜
私はウジくんに残ってと言われ教室にいた
ちなみにクラスのみんなはみんな下校した。
私)なにがあんだろ…
不安気味な私
ウジ)あ、いたいた
ウジくんが来た
私)あ、。
隣の席へ座って
ウジ)腕見せろ
私)……なんで……
ウジ)いいから
私)いや…
私が拒否する理由はいじめによって追い込まれた精神。毎日自分の部屋で自分のことを傷つけた。そうリスカをしていた。リスカするとすっきりするし気持ちいいんだよね。
ウジ)(私の腕を掴んで腕まくりさせる)
私)離して…!!
ウジ)やっぱり…
私)離してよ!!
ウジ)離さないよ
私)ねぇ…お願い離して…
ウジ)離したらまたやるでしょ?
私)……
ウジ)お前が苦しいのはわかる。辛いのもわかる。けど俺はこうやって自分を傷つけてるお前を見てるのが辛い。
私)ウジくんはなんでいつも私には優しいの…?どうして…?本当は私の事嫌いでしょ?
ウジ)俺が嫌いって言ったことあるか?一回も話さなかった時あったか?
私)…ない…
ウジ)嫌いだったら話しかけてないよ?
私)でもどうして…
ウジ)授業中話したのが理由。あと…
私)??
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!