生まれてからずっと殴られてきた
怖いとか
苦しいとか
そんな感情ばかりで
ずっと泣き続けていた
それがこの人の癖に刺さったようで
毎日罵声を浴びせ
泣き続け苦しみ続けるように言われた
死ぬのも許されないし
生き地獄とはこのようなことを言うのだろうと知った
この人はどんなことも苦痛にした
勉強を教え
間違っても合っていても怒鳴り殴る
友達を作らせ
その友達に裏切られる
あるとき20になりお見合いをした
婚約相手は見つかったが浮気された
もうどうでもよくなった
そんなとき何故かこの人は外で看板娘を勧めた
どうせ不幸になる場所かと思ったら優しくて幸せだった
素敵な人を好きになり
ようやく自分の幸せを得られたと思った
でもそれは間違いで
幸せになるほど苦しみが増える
それを試したかったようで
私はまた苦痛を与えられる
スッ
パリン














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。