第17話

# 17
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2025/10/25 22:00 更新

ちぐさ
 あっきぃ…? 

ちぐさ
 手…ん…? 







  手、顔、と視線を泳がせるちぐちゃん。

  
  別に大したことはしていない

  俺の右手とちぐちゃんの左手を
  絡ませて、ぎゅっと握っただけだ。






ちぐさ
 あ、もしかして寂しいの〜? 
ちぐさ
 ふふ、あっきぃもそういうところ 
 あるもんね〜可愛いっ、 ( 笑

あっきぃ
 ちぐちゃんの方が酷いでしょ寂しがり 

ちぐさ
 何を今更! 







  俺の手を握り返して笑っている。
  可愛いし、その仕草もすごく好きだけど

  俺が感じた緊張も動揺も、
  ちぐちゃんはほぼ感じていないみたい



  なんでだろう、やっぱりずるい人。






あっきぃ
 あ、荷物待とっか? 

ちぐさ
 いやいいよ全然!
 俺子供じゃないからね!? 

あっきぃ
 ちぐちゃんは子供でしょw 

ちぐさ
 失礼な!! 







  ちょっとした気遣いも大事だ。
  せめて俺の好感度だけでも上げてやる (

  
  ちぐちゃんから買い物袋を受け取ろうと、
  右手は塞がっているため左手を差し出す






ちぐさ
 別にいいの、に…っ 

あっきぃ
 ! 







  すると、足元がおぼついたのか
  体制を崩し倒れ込もうとしていた。


  繋いだままの手を軽く引っ張り、
  左手でちぐちゃんの体を自分の方へ抱き寄せた

  そのため、転ぶことはなかった。






あっきぃ
 大丈夫?ごめん強く引っ張ったかも 






  
  そう言い、腕の中にいるちぐちゃんの

  顔を覗き込もうとすると






ちぐさ
 _____っ 






   ( ドンッ







あっきぃ
 わっ、 






  弱い力で体を押されると同時に、

  握っていた手をほどかれる






あっきぃ
 …怪我あった、? 







  急なことで混乱しながらも、
  そっぽを向くちぐちゃんに声をかけると

  くるりとこちらに向き直し







ちぐさ
 …違う、ごめん…ありがと 







  と一言。

  
  
  顔は真っ赤で、少し目を伏せていて






あっきぃ
 ____… 







  可愛い、なんかじゃ
  言い表せない感情が自分にぶつかって


  迷子になってよかった…なんて。








ぷりっつ
 あ、おーい間抜け2人組〜 

ちぐさ
 っ、ぷりちゃん!! 






  一瞬で目を逸らされ、
  俺の前から離れて行ったけど

  悲しいなんて思わなくて


  これが照れ隠しなんだって、
  さっきの表情を見ればすぐ分かることで






あっきぃ
 ぷーのすけー!
 よかったぁぁ探したよ!! 

ぷりっつ
 探したのこっちだわボケ 

あっきぃ
 すみませんでした ( 







  その日はずっと、良い気分に浸れた。







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