そらびび視点
こーくが動いた気がして起きていたら、こーくは青ざめて手が震えていた
どうした?と聞く前にこーくは魂抜けたかのように天井を見始めた。俺は、気になり観察をしていた
数分後こーくがこっちに向いてきた俺は慌てて目を閉じて何も知らない風を装った
すると、こーくの暖かい手が頬に触れたのが分かった
俺がこーくにした事そっくりそのまま返された…
そう思うとこーくは
待ってと言おうと思い手を掴もうと思ったらこーくは俺の部屋を飛び出して行った
何か胸騒ぎが凄かった
追いかけたかったけど体がもう手遅れだよと言ってるような気がした
風邪とは別の気持ち悪さが襲ってきた段々体がだるくなってきて、再び布団にくるまった
次の日
こーくがいなかった
その次の日も…
次の日も…
こーくは学校に来なかった
そして、次の日
聞きたくなかった
どれだけ強く耳を塞いでも聞いた事にも、なかった事にも出来なかった
まだ、こーくに伝えたい事とか話したい事とかたくさんあるのに…!
俺の初恋は強制的に幕を閉じた
俺はその日から不登校になった
別に学校はこーくがいたから頑張って行ってただけだし…
学校に行こうとは、思ったがやはり、どうしても行く気にはなれなかった
俺のせいだろうな…
こーく怒ってるかな?それとも俺がダル絡みしてただけだし、喜んでんのかな?
考えたくもない事が頭の中でずっとループしていた。
夕焼けの色が差し込む部屋で、俺は、涙を拭うしかなかった
あの時君と見た夕焼けとは、別な気がした
俺は部屋の隅っこで壊れた人形のように固まっていた
ぷりっつ&あっきい視点
こーくが引っ越したらしい
俺は咄嗟にびびの方を見た
びびは青ざめた顔をしていて、とても強く耳を塞いでいた
俺らその日は何も出来なかった
話かけても、返事が遅いし、苦しそうだったから大体予想はつくけど…
明日に話そうと思ってその日は帰った
が、次の日びびは学校を休んだ
次の日もその次の日も
部屋に引き篭もったのだろう、俺とあっきいは心配してびびの家に行った
ピーンポーン
そこから何度も何度もびびの家に行ったがびびは出てこなかった
と言うか…
びびの家に行くと、部屋の窓からびびがいたので声をかけた
バタンッ
こちらの存在に気づくとびびは嫌そうな顔をして、窓を勢いよく閉めた
そらびび視点
気分転換に部屋の窓から空を見ていると、ぷりっつ達に見つかった
バタンッ
俺は咄嗟に窓を閉めてしまった
そして、数秒後窓から様子を伺うと、ぷりっつ達は、悲しそうな顔をして、帰っていた
俺は、こーくにもぷりっつ、あっきいにも迷惑を掛けてしまった
その日も布団に包まり眠りに付いた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!