移動中、学園長と名乗る奴はこの学園について教えてくれた
ここには、世界中から「闇の鏡」によって選ばれた生徒たちが集まる場所らしい。
そして自分も選ばれた生徒であるはずらしいこと。
しかしぼくは魔法が使えないということ。
そんなことは知っている。第一ぼくはいたって普通の人間だ
そんなことを話しているうちに、大きな家の前にたどり着いた。
中に入って驚いた。中には埃が充満していて…なんというか…ぼろ…((((
うわ、いよいよ人生詰んできたわ。
しばらく、というかここで一生を過ごすかもしれないんだ。
掃除は好きではないが、この環境で過ごすのはもっと嫌だ。
暫くすると、雨が降ってきているのに気が付いた。
こりゃまじめに詰んだなぁ、と思いながらかろうじて濡れていない場所を探す
すると、窓の方から声が聞こえた
なんか…どっかで聞き覚えのある…
僕がそう呼ぶと、グリムはものすごく慌てた
あぁ、なんかめんどくさいからとりま掃除しよ()
そんなことを話しながら、ぼくたちは廊下に出た。
めちゃくちゃビビるやん。
急にグリムが叫んだので、振り返るとそこには
まじめにオバケおるんやなぁ、って思ったけど、そんなに驚かなかった。
周囲を青い光が埋め尽くす。
あてずっぽうに打ってても意味ないでしょ…
後ろに回り込んだゴーストも、蒼い炎が焼き尽くす
オバケたちが逃げていく
すると、ゴーストと入れ違いに学園長が駆け込んできた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。