カフェの中は温かく、落ち着いた照明が柔らかくテーブルを照らしていた。
小さなカップのコーヒーが運ばれてきて、私たちは並んで座る。
久しぶりの韓国、懐かしい顔、そして何よりもオンニとの再会に、心が静かに満たされていく。
SY「日本での活動、すごく頑張ってるのね」
SY「あなたがこうして自分の力で道を切り開いてるの、見てて本当に嬉しいわ」
照れくさくなりながらも、私も少し笑う。
思わず口に出してしまう。
オンニは目を細め、懐かしそうに頷いた。
SY「もちろんよ。ジェミンやジェノは相変わらず大真面目で、あの頃の可愛さは残しつつ、でも大人になったわね。ヘチャンもマークもチソンも…みんな本当に成長したのよ」
話を聞きながら、胸の奥に懐かしい匂いや音、あの頃の記憶が一気に蘇る。
あの狭い練習室で汗を流した日々、笑い合った時間。
すべてが鮮明に思い出され、心がほのかに温かくなる。
SY「イリチルのヒョンたちも次々といい成績を出して、NCTの名もさらに広まった。相変わらずDREAMの子達を可愛がってくれてるわ。」
SY「日本にいるあなたのことも、みんな気にかけてる。」
あの頃の自分に戻ったみたいで、でも今は大人になった自分としてその景色を受け止めている。
小さく呟くと、オンニが微笑んだ。
SY「ねえ、実は…」
オンニが少し身を乗り出す。
SY「来週、NCT DREAMが単独ライブをするの。あなた、もし時間が合えば、ぜひ来てほしい。」
胸が一気に高鳴る。
あの頃のみんなが、どれほど成長してどんな舞台を見せているのか― 想像しただけで胸がぎゅっとなる。
SY「あなたに見せたいの。一緒に練習してきたDREAMたちが、今どんな姿を見せられるようになったかを」
オンニの瞳が真剣で、温かくて、私の心に静かに響いた。
自然に口から出た言葉に、自分でも驚く。
5年の時間を経て、懐かしい思い出と今の自分が交差するこの瞬間に、もう迷いはなかった。
カフェの窓の外、街の灯りが柔らかく揺れている。
胸の奥が少し高鳴り、静かに鼓動が速くなるのを感じながら、私はその日の夕暮れを心に刻んだ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!