休み時間になる
すると俺の席にロボロが近づいてくる
いないと思っていた
ヤバい…このままじゃまたボッチになっちゃう
コレじゃロボロとその友達でグループを作ってしまう
3人だと1人ハブられる事が多いから3人の場合は俺が確定でハブになる。それはマズイ
マジでなんでノアさんってあのグループ居るんだろう
おっとりしてるがテニス部で全国レベルの実力を持つ人
性格はあの中で一番良い
あそこじゃなくてスポーツが出来る二軍だと思うんだけど
正直信じられない。友達がいるなんて
ロボロが教室から居なくなる
この間俺はボッチだ。
人を置いていくのはどうだろうとか考えないのかなアイツは
本でも読もうかな
塩戸が俺に話しかけてくる
そういや俺自己紹介してないや…印象残せてないな
ブックカバーをした小説を丁寧に閉じてそう言ってくる
ブックカバーについたキーホルダーがキランと光る
こうでもしないと学校にいられないんだから
顔がいいのに人と喋らないせいで五軍っぽい
喋れば二軍には余裕でいけそうなんだけどな…何でやろ?
くすりと笑ってくれるショッピくん
笑うと可愛いなこの人
ノリが良いのか悪いのか絡んではくれる
俺は席に座って目線が合うようにする
小さく弱々しい白い手でピースを作る
その手は骨が透けるほど肉がない
背が高く眼鏡をかけた見た目が普通以上の奴
コイツがロボロの友達か?
陽キャっぽいしもっと上の方じゃないんか
こんな簡単に2人も友達が作れると思ってなかった
鬱と呼んで貰えるだけで心が跳ね上がる
ヤバい…嬉しい
俺らは3人で並んだパイプ椅子に座る
五月蝿いなまじで
後ろからそんな声が聞こえる
このグループと太陽グループが敵対してるのか
ヤバいかもしれないけど…コチラにとっては好都合だ
どっちかを引き裂けば下剋上ができる
らだと離れたのは好都合だったかもしれないな
もう俺は昔の『鬱島 大』じゃないんだ
『続いては校長のお話です』
コツッコツッコツッヒールの音が響く
女の校長なのか?珍しいな。男子校なんに
何なんだこいつ…
校長のクセに若そうで20代…いや10代にも見える
ニタリと誰かの方角を見る











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!