第7話

05 .
4,957
2025/03/28 08:31 更新











あなた
  かい 、ちょ … っ?  










  … なんで 、ここに .


  涙でぼやける視界の中で 、

  会長以外 、何も 、誰も見えなくて .


  いや 、恋のフィルターとかじゃなくて

  物理的な意味で .


  私だって鈍感な女じゃないから 、分かる .


  守ってくれてるんだ 、

  男子生徒たちから 、私を .









 .
  生徒会長 … っ?
  なんで 、ここに ……  
 fur
  ……… あなたの名字ちゃん 、
  ちょ〜っと目と耳塞いでてくれる?  
あなた
  …… え  
 fur
  だいじょーぶ 、君には  
  なんもしないからさ










  戸惑って 、何も出来ずにいれば 、

  早く 、と視線で促されて .


  従うほかにすることがないから 、

  目をつぶって 、両手で耳をおさえる .


  …… 微かに 、会長と彼らの

  話し声がきこえて 、

  でも 、何を話しているかは分からなくて .









 fur
  ——— はい 、もういいよ  










  次に目を開けたとき 、そこにいたのは

  王子さまみたいな酷く優しい笑みを

  浮かべた生徒会長 だけ・・ .


  その宝石みたいな美しい瞳に映る

  心配の色の裏には 、

  真っ黒な 、底の見えない闇があって .









あなた
  さっきの 、人たちは … ?  
 fur
  あ゙ー 、… 用事思い出したって  
  帰ってった










  … うそ 、会長が追い返したくせに .


  隠せてると思っているのか 、

  ただにこやかに微笑むだけの彼に

  追求するのは辞めておこう 、と

  口をつぐんで .


  瞬きをして 、次に瞳が絡んだとき 、

  照明に反射するその空色には 、

  一切の曇りがなくて 、綺麗で 、綺麗で .









 fur
  はー …………
  マジ 、間に合って良かった …  
あなた
  なんで 、会長が  
  泣きそうなの …
 fur
  好きな子が危険な目にあってて  
  焦らない野郎とかいないっしょ 、  










  
 fur
  …… 取り敢えず これ飲みな?  










  ペットボトルの水とともに渡されたのは 、

  発情期ヒート 用の抑制剤 .


  αアルファ である会長が

  薬を常備してるはずがないから 、

  私のために取りに行ってくれたんだ .


  そう気付いて 、その優しさで

  恐怖で萎縮していた心に

  温かい光が射し込んでいく .









あなた
  … ありがとう 、ございます  
 fur
  っ 、うん  
 fur
  ふー … じゃ 、僕帰んね  
あなた
  ぁ 、… お気を付けて、?  
 fur
  ん 、あなたの名字ちゃんもね 笑  










  蜂蜜みたいに甘くとろけた髪が

  風に揺れて 、乱れて .


  足並みを乱したその髪を

  耳にかける姿さえ 、絵になる彼を .


  Ωオメガ の私を 、

  襲うでも 、冷たく扱うでもなく 、

  春の爽やかな風のように 、

  温かく接してくれる彼を .









あなた
 (   … もっと 、知りたい   ) 










  少し 、ほんとに少しだけ 、

  そう思った .














  3/28 17:17 微修正 .












  なのの小説はこの世の至高を
  コトコトじっくりと煮詰めたスープの
  ようなものだと思っています … 😌(?)
  hsrb さんに迫られたい方必読ですよ 🤝🏻🤝🏻












  こーれめちゃ良いです … 🥹🥹
  lrn さんのヤンヘラ具合と性欲度が
  えげつなくって … 🫢♡
  愛読してますぜひー❣️❣️








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