清川佳凛サンが クロに決まりました。
オシオキを 開始します。
~カリンチャンの 愛情いっぱいドリンク!!~
超高校級の料理人 清川佳凛 処刑執行
清川は、まるでお料理番組のようなステージに立たされていた。
でも、その周りには具材、さらには調理器具なんてモンはない。
清川はもちろん、困惑していた。
だって、スポットライトしか光源がなかったからな。
すると、一気に照明が付いていった。
清川は大きく驚いて、目を伏せた。
しかも、よく清川を見てみると、彼女の腰回りにロープが巻かれている。
また、ゆっくりと上昇しているのが分かる。
すると、後ろにあった幕が上がり、そこには大きなミキサーがあった。
大きな音を立てて、ミキサーが起動した。
すると、清川の近くに包丁があった。
彼女は必死に、包丁を取ろうと身体を近づける。
とっくに両足はステージから浮き上がっている。
そして、ようやく包丁を握ることができた。
刃の部分を握っているのか、両手から血が流れている。
手から溢れる痛みを忘れて、清川は包丁で身体を吊り上げているロープを切り始める。
しかし、清川は徐々に大きなミキサーに近づいている。
そして、ミキサーに入るギリギリで、彼女は脱出に成功したモンだ。
随分と高い所から落ちたのか、すぐに起き上がることはなかった。
清川は、ようやく顔を上げる。
ミキサーから逃れることができたのだ。
その時だった。
彼女が倒れていたステージの床が開いた。
清川は何も気づかず落下していった。
その下には、ミキサーが…………
そして、オシオキの映像は終わった。
清川の原形は、もうそこにはなかった。
第四章 【子爵の来訪】 完
残りメンバー 8人
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。