俺はそう更科さんに尋ねた。
こうして、更科さんは笑顔でお礼を言った。
更科さんの記憶が戻って来て、本当に良かったと思う。
でも……
学級裁判室外
響羽さんは、あきれたような顔をして、
と話した。
未来…黒幕がわかる未来は…遠いのか、もしかしたら近いのか。
そうして、俺は目を閉じて、未来を眺めた―
何だ、この未来。
どうして、俺は”心の声”まで聞こえてくるんだ……?
突然、響羽さんが怒鳴った―
俺は一瞬で、元の場所に戻った感覚がした。
響羽さんは落ち着きを取り戻し、俺に尋ねる。
響羽さんは、
と、いつもの冷静さで返事をした。
それに続けて、
と話す。
でも、こんな俺になんか未来を変える力なんてない。
どのような未来が映されたって、これが正しい結末だから。
意識か………
これなら、きっと悪い未来は変わるのかもしれない。
俺は呼吸を整え、学級裁判室から退出した。
その時、響羽さんが俺に、
と、ギリギリ聞こえる声で呟いた。

























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。