ドォォン!!
「空間転移」を使おうとすると
手を掴まれ止められた
ポタ…
私の目から1粒の涙が伝った
いや、涙ではない
血だった。
あれ、クラクラするな
視界もぼんやりしてきた
だんだんとぼんやりとした視界で
沖田の姿が森の中へと消えていく
なんで私はこんなに弱いんだ
もっと強ければ血を飲まずに済んだ
もっと強ければみんなを助けに行けた
胸の奥がギュッと締め付けられる
悔しい
私の頬を細長い指でなぞられ
恐怖を感じた
今までにないくらい冷や汗をかいてる気がする
いやいや……どう見たって
地面に座りながら高速で後ずさりする
マジでこわい
ほんとにお化けだけは無理
だってね????
浮いてるし、明らか見た目が人間じゃないもん
確定でお化けだ
と言いながらまた近づいてくる
じゃあ何さ?!?!
そうだ、さっきあの子の血をちょっとだけ飲んだから…
なんだか話をしていると全然怖くなくなった
走りながら問う
え!
逆に質問してきた
沖田side
沖田は刃をヴィランに向け
脅した
こいつ…
嘘は言ってねーな
━━━ヒュンッ
風を斬る音が背後から聞こえた
刃が俺を切りかけた時
一瞬"止まった"
そしてひと瞬きすると
ヴィランは吹っ飛ばされていた
沖田が刀の刃を私の後ろにいるベラに向ける
その言葉に沖田は見開く
それはそう))
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。