高校を探索して2時間。
先生の名前もだいたい覚えれたし、満足!
シャークんも東側なんだ…
今まで中学の友達とかほぼ東側の子居なかったからなぁ……。家ってどっかの方角に集まることない?
まぁそんなことはいい!
早く帰ってごはん食べたいぃ……!
僕達は遠くでも連絡取れるようにLINEを交換することにした。
こんな楽しく話せる友達、久しぶりかも。
broooock宅
ならさっそく、シャークんに大丈夫って連絡入れておくかぁ……。
僕は携帯を開いて、シャークんに連絡を入れる。
「シャークん、大丈夫だって!」
「いつでも?」
「んぁー、ちょっと待ってね!聞く!」
「了解」
「前日に言ってくれればいつでもだってさ!」
「お、まじ?」
「ならー…週末の土曜日でどうだ?」
「行けると思う!」
「じゃあその日遊びたいな、俺」
「おけ、言っとく!」
「さんきゅ〜!」
ハンバーグは僕の大好物!!!
ハンバーグならなんでも食べれる!!
……なんでもは言い過ぎ?
まぁ、美味しかったらなんでも食べれる!
さて……僕は何しようかなぁ。
特にすることもないし……。
自分の部屋でも掃除するか。
今日は風が少しあって気持ちがいい。
よし、掃除機かけますかね……。
結構な確率で散らかってるからね……。
これからはシャークんにちゃんとしてる所を見せるために掃除しよう!
シャークんにちゃんとしてる所を……!
……ん?
まぁいいや。気持ちいいことに変わりは無いし!
この赤い糸、邪魔だなぁ。たまに引っ張られて床から浮いてるヤツあるから引っかかる!って思って足上げちゃうんだよね……
こんなのいらなああい!
そういえば、この糸……手で触れるのかな。
足とかでは触れれないんだけど。
小指に巻きついてるやつだし。
……あ、触れられる。
自分のだからかな…?
後で両親のやってみよ〜!
…………ちぎれそうだな。これ。
でも怖いなぁ、……やめとこ。
まだ2時……。でも眠たくなってきちゃったなぁ。
明日も学校だし、寝るのはやめておこう……。
顔あ〜らおっと。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。