母 「 あなた 、 気をつけてね 」
『 うん 、 ありがとう !! 』
父 「 うちのあなたがやっぱ1番可愛いなぁ 」
"大袈裟すぎるよ"なんて笑顔で会話する 、 そんな日常 。
「 ニュースです 、 大阪府〇〇市で〇〇さんが遺体で発見されました、何者かの仕業と思われるようで ‥ 」
殺人 、 そんなものいつの間にか他人事のように思っていた 。
『 あぁ 、 今日雨なのか 』
学校に行くまでの駅まで自転車だったんだけどな ー 。
しょうがない 、 今日は歩きで行くか 。
お父さんとお母さん 、 仕事だし 、 気使わせるのも申し訳ないし 。
『 近道で行けば 、 電車間に合うか 』
少し薄暗いのはきっと雨のせい 。
「 っ ‥ 」
『 え ‥ 』
え 、 怪我してるじゃん 。 凄い血 。
此処は人通りは少ないし 、 ずっとこの人1人で苦しんでたの ?
『 あの 、 大丈夫ですか 』
私はいつの間にか声をかけていた 。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!