第207話

EP191 王者VS戦神 極の戦
297
2024/03/24 06:07
月詠白鳳
死ぬ覚悟は出来たか?ガキ
ラプル・セト
黙れ、腐った正義しか持ち得ないゴミ
ラプルは二又槍バイルアクスを構える
ラプル・セト
このラプルが貴様をぶち殺してドブに捨ててやる
月詠白鳳
なら精々殺してみるんだな
月詠白鳳
天詠
白鳳は約2割程の天詠を放つ
ラプル・セト
はっ
月詠白鳳
なっ!?
なんとラプルは地面に体を付けて避けたのだ
月詠白鳳
(天詠は地に隠れれば避けられる、だがこいつは天詠の僅かな隙間で避けやがった)
月詠白鳳
どんな身体してんだよ
ラプル・セト
次は僕の番だ
月詠白鳳
(どう来る)
ラプルはそのままスタートを切って白鳳に接近する、だが
ラプル・セト
ここで
月詠白鳳
止まった?
ラプル・セト
はあっ!!
ドシュッ!!
月詠白鳳
柔軟を活かしてほぼ死角となる真下から攻撃したか
ラプルは途中でストップし体の柔軟を利用してほぼ真下から刺突するが理支配によって防がれる
ラプル・セト
やっぱり世界最強には通じないか
月詠白鳳
ここで死んでもらうぞ
月詠白鳳
詠牙
白鳳は理支配の刃でラプルにトドメを刺そうとする
ラプル・セト
次に行かせてもらうよ
月詠白鳳
チッ
だがラプルはそれを避けバックステップで浮く
ラプル・セト
戦神の砂塵嵐ネフェリム・アーメン
月詠白鳳
とんでもない速度だな
月詠白鳳
「鏡球無波」
白鳳は鏡球詠と共無波を組み合わせた防御技でラプルの変幻自在の超高速刺突を防ぐ
月詠白鳳
瞬天
ラプル・セト
!?こいつ僕のあの刺突の嵐を!
月詠白鳳
天詠〜螺旋〜
ラプル・セト
まず…がはぁ!!
ラプルはゼロ距離まで詰めた白鳳の螺旋状の天詠をモロに受けて大ダメージを受ける
月詠白鳳
どうだ?俺を殺すんじゃないのか?
ラプル・セト
(これが世界最強…戦闘力面じゃ僕が勝っているが経験とオーラ技術が桁違いだ)
月詠白鳳
この傷も治さないとな
白鳳は神生を使って傷を治す
ラプル・セト
ぼ、僕の与えたダメージが…
月詠白鳳
さて、次は何をするんだ?
ラプル・セト
この野朗…今度こそ確実にぶっ殺してやる!
ラプル・セト
神格解放!
ラプルは神格解放を使用しジャッカルの耳とセト家特有の戦神眼を発動させた
月詠白鳳
いいないいね、そうこなくちゃ面白くないな!
月詠白鳳
(4兆か、大体堕解した君主と同程度になるな)
ラプル・セト
戦禍の死砂アヌビス・オフト
すると二人の周りに砂嵐のようなものが吹きすさぶ
ラプル・セト
この砂は一粒一粒が剃刀の刃のように切れる、特にこの逃げ場の無い密室での戦闘ではすぐにズタボロになって死ぬわよ
その言葉通り白鳳の皮膚はオーラや能力を無視してその傷が増えていく
月詠白鳳
その年にしてはいい技をもっているじょねぇか
月詠白鳳
たが惜しむは光側こちら側に居ればその才を伸ばせたかも知れないな
月詠白鳳
天満詠
ラプル・セト
は…
ドカーーーーン!!!!
ラプルは白鳳の本来の5割程の天満詠をモロに受けて戦闘不能同然の状態になる
ラプル・セト
がはっ…
月詠白鳳
お前の敗因は俺達の敵になった事だ、生きてお前の大切な人の所に帰らせると思うなよ
白鳳がトドメの天詠を放とうとする
ラプル・セト
お前らは変わらないな…
月詠白鳳
なんだ?遺言か
ラプル・セト
お前らは正義の為なら他人の大切な人も容赦無く奪って行く….まるでそれが正しいかの如くな
月詠白鳳
何が言いたい
ラプル・セト
お前のやろうとしている事は止まらない復讐と怒りの連鎖を続けさせようとする事だ
月詠白鳳
……
ラプル・セト
断言しよう、僕を殺したらご主人は必ずお前らを塵も残さず殺す…お前らこそ生きて勝てると思うな…よ
そしてラプルはその瞳を閉じる
月詠白鳳
…その啖呵に免じてトドメは刺さないでおいてやる
月詠白鳳
(この傷、こいつ程の神なら一日で治るな)
月詠白鳳
俺もあいつらの所に行くとするか
そして白鳳はパト達の元へ向かう
そしてその頃紅花達は大会会場の地下遺跡に来ていた
四季紅花
見つけた
バース・ディアボロス
これがアナテマの扉
紅花達の目の前には巨大な石の扉があったのだ
四季紅花
これを使えば
そして紅花はアナテマの鍵を扉の鍵穴に刺して回す
ゴコゴゴゴゴ…
そして扉は大きく重たい音を立てながら開く
カーラム
これが…
ライ
紅君、とうとう見つけたね
四季紅花
ああ、これがアナテマの祭壇…世界を造り変える神話の古代兵器
紅花の目の前には荘厳で圧倒的な気配を放つ石造りの祭壇があった

プリ小説オーディオドラマ