第3話

1..α×Ω
2,543
2024/05/27 10:00 更新



いつも、朝ごはんの匂いで目が覚める。



ころんくん
ふぁ....、



階段を降りるくせがついてしまっていて、変な歩き方になってしまった。




ころんくん
( そうだそうだ、引っ越したんだった )



いつも通りだけど、いつも通りじゃない。


なんか、変だけど嬉しい感じ。




さとみくんと一緒に住み始めてから、毎日こんな感覚だ。




ころんくん
おはよー...


さとみくん
お、ころん、
さとみくん
おはよ



エプロン姿は、前の家ではずっと見ていたはずだった。


でも、なぜか今は...



ころんくん
( すっっっっっごい、かっこいい気がする... )


早くも、同棲生活を始めたカップルのような気分を味わってしまう。




いや、実際そうなのか.../



さとみくん
おまたせー



さとみくん
ちょっとウインナー切らしてて、ベーコンだけどよかった?


ころんくん
うん、ありがとう!


料理も家事も、全て任せっきりで、


僕には感謝しか言えない。


ころんくん
ねぇ、
ころんくん
たまには、僕にも手伝わせて?


さとみくん
ん?
さとみくん
大丈夫だって!
さとみくん
ほら、俺ちえこさんに家事頼まれて、ちゃんとお給料もらってるわけだし、


ころんくん
でも...


俺は大丈夫だと言わんばかりに、笑う。



ころんくん
本当にキツくなったら、絶対頼ってね?


さとみくん
じゃないと、ころんとあれやこれや、できなくなるしな



ころんくん
ん゛っっっ


パンが喉に詰まりそうになる。


ころんくん
あ、あれやこれやって...


イタズラっぽく、笑っているさとみくんがいた。




さとみくん
宿題持った?鍵持った?
さとみくん
変な人に着いてくんじゃないぞ!


ころんくん
わ、わかったって!!
ころんくん
お母さんじゃあるまいし...


さとみくん
心配なんだって笑
さとみくん
あ、今日も帰りは5時ごろになるから


ころんくん
ごめん!僕はちょっと遅めになっちゃうかも、
ころんくん
莉犬くんと久しぶりに会う予定あって...


さとみくん
ご飯は食べてくる?


ころんくん
んー...、7時までには帰ってくる


さとみくん
わかった、じゃあカルボナーラ作っとく


ころんくん
まじで!!


ころんくん
いってきまーす!!



僕たちが通っている学校は、α棟とΩ棟に別れているから、


そもそも通学路が違う。


だからさとみくんとは、一緒に学校に通えないんだけど...


毎日顔を合わせているから、寂しさはそれほどない。


ころんくん
( カルボナーラ...♪ )


頭の中は、カルボナーラでいっぱいだった。




ジェルくん
おっ、ころちゃん!


ころんくん
あ、ジェルくんおはよ!


ジェルくん
えらいテンション高いなぁ
ジェルくん
なんかええことあったん?


ころんくん
今日の晩御飯、僕の大好物なんだ〜


ジェルくん
....っ、w


予想外の反応。


笑われた....//



ジェルくん
小学生...ww



ころんくん
じ、ジェルくんだって、晩御飯が自分の大好物だったら喜ぶでしょ、!!


ジェルくん
はいはい、わかったわかった、w
ジェルくん
今日もほんま、かわええなぁ


ころんくん
またっ...
ジェルくんからのアプローチは、一年生の頃から変わっていない。


変わったとすれば...


莉犬くん
ころちゃーん!おはよー!!



教室に走りながら入り、滑り込むように、僕の前の席に座る。


ころんくん
莉犬くん!


ジェルくん
あ、莉犬、おは.....



莉犬くん
今日、うちのクラス小テストあるんだよ!?
莉犬くん
抜き打ちだって!!勉強できてないしさぁ...!


ジェルくん
り、りいぬ...、無視...?


莉犬くん
あ、ジェルくん、おはよー


ジェルくん
心なしか冷たい...、おはよ...


たいぶショックを受けながら、僕の隣の席に座る。


莉犬くんは、2年生になってからクラスが離れてしまったのだ。


結構、寂しい


同じクラスに、ジェルくんがいたからよかったものの、


ジェルくんも人気者で、常に話せるわけじゃない


もっとちゃんと友達作っとけばよかった...、と、心の底から思った。


きーんこーん... ( 🔔



莉犬くん
うぁっ、もうチャイム鳴っちゃった!?
莉犬くん
も〜っ、はやいなぁ...
莉犬くん
じゃあねころちゃん!また後で!


そういうと、莉犬くんは笑顔で去っていった。


ころんくん
( 放課後は莉犬くん、と...
ころんくん
カルボナーラ...♪ )


まだ、カルボナーラが頭の中にいた。




どうでしたか、お久しぶりすぎて書き方わかりません...




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