三枚目に入ってしまいました
このお手紙、三枚しか用意していないので締めの挨拶に行きたいと思います
あなたのお陰で私は20歳まで生きることが出来ました
よく考えたら、私達は自己紹介をお互いにしていない気がします
それなのに私はあなたの名前を知っていたし、あなたも私の名前を知っていました
これって私は運命だと思うんです
あなたという存在があったから私という存在がこんなに大きくなれました
なんだか恥ずかしい事を書いてしまっています
朝日が見えてきました
私、ひと晩中この手紙を書き続けたということになります
指先も冷え切ってしまったのでここらで終わりたいと思います
末筆ではございますが、あなたのご多幸をお祈り申し上げます












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!